▶︎すべての画像を見る 2021年に公開された「エルメス」によるドキュメンタリーフィルムシリーズ「ヒューマン・オデッセイ(HUMAN ODYSSEY)」。
俳優・池松壮亮、書道家・新城大地郎、建築家・田根 剛、ミュージシャン・井口 理、ロボットクリエーター・高橋智隆、写真家・木村和平、料理人・目黒浩太郎という7人のクリエーターが、自分たちの故郷である日本のクラフツマンシップに出逢う旅を追いかけてきたシリーズに、この度、新作が加わることになった。
16代 樂吉左衞門●陶芸家。1981年京都府生まれ。東京造形大学彫刻科を卒業後、ロンドン研修等を経て帰国。2011年より樂家で作陶をスタート。2019 年7月に16 代・樂吉左衞門を襲名する。
主人公は、450年もの歴史を持つ陶芸の名門「樂家」の16代目、樂吉左衞門。
「SPECIAL EPISODE」と銘打った今作で樂吉左衞門はフランスを訪れ、エルメスの工房で新たなクラフツマンシップと対面することとなる。
馬具職人や革職人を訪ね、彼らの手仕事を目の当たりにする旅の中で、日本の伝統を引き継ぐ若き職人は、何を感じ、どんな刺激を受けたのか。そして何を語り合ったのか。
そのリアルなドキュメンタリーを、奥山大史監督が約25分にパッケージ。心に響くショートムービーへと仕上げている。
フランスのエルメスの工房も。
前回のシリーズ同様に、旅する主人公の姿を捉えたドキュメンタリーフィルムの先に見えるのは、手仕事へのオマージュであり、エルメスの根幹をなす価値観だ。
11月3日から特設サイトにて配信されるが、銀座のメゾンエルメス10Fのル・ステュディオでは一般公開も予定している(要予約)。
手仕事の重要性が改めて問われる今、エルメス「ヒューマン・オデッセイ」シリーズが問いかける意味は大きい。まだ未見の人はこの機会に、今回の「SPECIAL EPISODE」も含めて“一気見”を勧めたい。
[問い合わせ]エルメスジャポン 03-3569-3300