北欧ならではの機能美とサステイナブル精神が融合
[ピークパフォーマンス]
北欧ならではの機能美が光る「ピークパフォーマンス」のダウンジャケットは、スペックもさることながら、環境先進国であるスウェーデンブランドらしい、サステナブルな素材使いが特徴だ。
「Rivel Seasonal Jkt」4万6200円/ピークパフォーマンス(ピークパフォーマンスコールセンター 03-6631-0834)
生地はリサイクルポリエステル素材とフルオロカーボンフリー、中綿は倫理的な責任を持って調達された素材であることを示せる「Track My Down」プログラムを活用することで、原産地を追跡できるダウンを厳選している。
こうして環境に最大限配慮しつつも、アウトドアジャケットとしてのスペックは確実に押さえているのはさすがだ。
ダウンに必須の保温性はもちろん、撥水や耐風といった保護性能も抜群。フロントにはジッパー式のハンドウォーマーポケットと胸ポケットを備え、内側にもジッパー式のインナーポケットを装備した。
袖口の内側をリブ仕様にすることで密閉性を高め、寒さを極力抑える工夫も見られる。
フォルムや色使いも絶妙で、服好きなら食指が動くこと間違いなしだ。
南極横断をサポートした名作が数十年ぶりに復刻
[ザ・ノース・フェイス]
「ザ・ノース・フェイス」からは、見るからに本格派の匂いが漂う注目作を紹介。
「Trans Antarctica Parka」7万9200円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560)
1989年に環境と平和の重要性を訴える目的で、世界初となる南極大陸犬ぞり横断へと出発した、日本を代表する冒険家・舟津圭三氏や研究者をサポートした由緒あるウエアを、現代のテクノロジーで復刻させた一着だ。
胸元と背中の国旗は、アメリカ、ソ連、中国、イギリス、フランス、日本と、犬ぞり隊を構成した6カ国を示すもの。左上腕部には、「Trans Antarctica Expedition」のシリコンワッペンが配されている。
そして、右肩のロゴが示す通り、表地には200デニールリサイクルナイロンのゴアテックス生地を採用。優れた防水透湿性と耐久性を併せ持つ、超ハイスペックなシェルジャケットだ。
防水性を高めるべく、フロントはダブルフラップ仕様で着丈もやや長めだが、裾のドローコードを活用すれば、着こなしに応じてアレンジ可能。
ベースのデザインは非常にシンプルながら、フラップ付きのハンドウォーマーポケットやインナーポケットなど、ディテールは必要十分だ。
実はこのジャケット、90年代にも復刻された経緯がある。ザ・ノース・フェイスの隠れクラシックとして、マニアならずとも見逃せないアイテムだ。
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ガチのアウトドアに対応する機能性は言わずもがな、街着としてフィットするデザイン性も備えた4着。両方を欲するなら、アウトドアブランドに頼ってみてはどうだろう。