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ハワイが徐々に日常を取り戻す中で、HCANのスタッフとボランティアは、この2年間の歩みを振り返る。

毎年4月に開催される「チャンピオンズ・フォー・チルドレン」というイベントでは、ケイキの幸福度向上に貢献した地域社会のリーダーや行動力あふれるヒーローが表彰される。

また、2022年中に新たに開催予定の連続公開討論会「ケイキ・トークス」では、研究者が子供の問題に関する最新の知見を発表する予定だ。これまでに「パンデミックと子供の心」「人種差別から子供を救う支援」など、興味深い議題が取り上げられている。

ザイスマンさんは、ハワイの子供たちの人生を変える新たな方法を模索しながら、より多くの親や祖父母、子供の世話をする人が、「家族のために大きな夢を描き、状況を良くする」ために、民主主義という武器を使ってほしいと願っている。

住民がとるべき手続きをわかりやすくするために、HCANは、家族に関する重要な法案をアクションアラートで送信している。宣誓書の提出方法を共有したり、さらには「ペアレント・リーダーシップ・トレーニング・インスティテュート」という無料の市民活動プログラムを提供したりしている。

「いらついたり、制度崩壊に歯止めがかからなくなったりしても構わないんです」とザイスマンさんは話す。「今、我々が望む変化を遂げ、子供たちにふさわしいハワイを作るためには、これまで以上に親の力が不可欠なんです」

ハワイ・チルドレンズ・アクション・ネットワークの詳細については、hawaii-can.orgへ。
This article is provided by “FLUX”. Click here for the original article.


リンジー・ケセル=文
ハワイ・チルドレンズ・アクション・ネットワーク=画像提供
神原里枝=翻訳

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