OCEANS

SHARE

履きやすさで選ぶなら、ローかミッド

そして、エア ジョーダン 1といえばバッシュなだけに多くの人がハイカットをイメージするはず。

ただ、ローカットやミッドカットもなかかなにして侮れない、とおっくんさんは熱弁する。



「実は最近、ローカットのエア ジョーダン 1が出ているのですが、’16年当時に出ていたモデルというのは、スウッシュがシャープでエロい(笑)。

この青・黒は3カ月前に出たやつなんですが、’16年ぐらいに出た、ローカットのエア ジョーダン 1からするとスウッシュが細いんです。まあ、これはこれで好きなんですけどね」。

人気のラッパー、トラヴィス・スコットとのコラボモデルでは、ローカットが発売されることが多い。

人気のラッパー、トラヴィス・スコットとのコラボモデル。


「ハイカットとローカットは、見た目も全然違いますよね。さらにミッドカットはさほどリリースされていないのでより新鮮です。履きやすさでいったらミッドやローで、僕も普段からファッションの一部として取り入れてます。個人的にはお勧めできる一足だと思いますね」。

王道ではあるものの、バリエーションが豊富なのもエア ジョーダン 1の魅力。ただ、注意が必要とおっくんさん。



「ちょっとタチが悪いのは、ブームのさなかなので全体的に値上がりしています。そういうことがよく起きるモデルなのでそこがたまに傷ですね」。

しかも、「エア ジョーダン 1は履きにくい(笑)」とおっくんさん。ただ、いろんな良さがあるからこそ、それぞれに好きの尺度が違っても、多くの人に愛されるのだろうと推測する。



「いろいろ語り口があるのがいいと思います。僕はファッションから入った人間なので、イエローが出たらそれに合う着こなしを考えますし、ユニオンとのコラボならそれにちなんだアイテムで合わせようと考えます。

簡単に手に入らないし、もっと履きやすいスニーカーもあるけど、辞められません(笑)」。



スニーカーを手にするうえで、見た目重視の人もいるだろうし、背景に深みを求める人もいるだろう。あらゆる大人に、エア ジョーダン 1は最適なような気がする。

最後におっくんさんは言う。「男は黙ってエア ジョーダン 1ですよ(笑)」。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。