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2022.10.09

ファッション

デニムのあり方を変え、可能性を探求する「ディーゼル」の革新的ファブリック

 

中綿入りブラックデニムジャケットは、コットンにヘンプを混紡した生地を採用。ジャケット19万8000円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、パーカ12万1000円/へリル(にしのや 03-6434-0983)、スウェットパンツ2万4200円/アナトミカ(アナトミカ 東京 03-5823-6186)

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デニムのクリエイティブは技術革新と相関する。リーディングブランドであるディーゼルの歩みこそ、その証左だ。

嚆矢となったのが、2011年に誕生した「ジョグジーンズ」。デニムの見た目でありながら、伸縮性に優れたスウェットパンツのような快適なはき心地を実現。

この革新的ファブリックはデニムのあり方そのものを変え、表現の幅と奥行きを一気に押し広げる。

シャツはミディアムブルーデニムに軽くストーンウォッシュをかけてオーバーダイしたジャージー生地を貼り付け、再びストーンウォッシュをかけるというこだわりのピールオフ加工を施す。12万9800円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)

シャツはミディアムブルーデニムに軽くストーンウォッシュをかけてオーバーダイしたジャージー生地を貼り付け、再びストーンウォッシュをかけるというこだわりのピールオフ加工を施す。12万9800円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)


ディーゼルはその後も影響力のあるデザイナーや志をともにする企業との共同開発にも情熱を注ぎ、独創的なデニム、土に還るデニム、抗ウイルスデニムを次々に発表。今春はジェンダーレスで着られる新ラインもローンチ。

写真の最新コレクションではラペルのボタンを留めればシャツのように着られる中綿入りジャケットや、まるで壁から剥がされたビラ貼りのような職人技「ピールオフ」など、実験的なトップスを披露した。

デニムの可能性を探求するクリエイティビティは人を飽きさせない。定番もいいけれど、新しさに目を向けると、もっと楽しめるということだ。

清水健吾=写真 来田卓也=スタイリング 竹井 温(&’ management) 安部 毅=文

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