▶︎すべての画像を見る 1784年の創業から230年以上の年月を数える、由緒正しき英国ブランド「ジョン スメドレー」。
雲上級の肌触りを誇るシンプルなカーディガンやニットは言うに及ばず、実は“股引”にこそブランドの真骨頂が隠されていたことをご存知だろうか。
何を隠そう股引の英訳は「ロングジョン」。そう、ジョン スメドレーの名前がそのまま拝借されたという説が有力なのである。
実際に19世紀のブランドアーカイブにはすでに股引が登場し、その後継モデルは今から100年以上前の日本にも高級な舶来品として輸入されていたそうだ。
ブランドアーカイブとして現存する唯一のメンズアンダーウェア。贅沢にもビキューナを素材に採用する。
現在もブランドには1914〜18年頃に作られた実物が保管されているが、その股引はなんとビキューナ製。アンデス山脈に棲息するビクーニャの毛からできた素材は、繊維の宝石とも呼ばれるほどのラグジュラリーな光沢と着用感を持ち味とする。
現代のジョン スメドレーの特徴と照らし合わせてみても、まさしく“ならでは”のこだわりぶりと言えるだろう。
そんな蜜月の歴史を持つ股引とジョン スメドレーにおいて、このたび待望の最新作が発表された。ブランド225周年を記念したボックス付きの下着セット以来、公式では実に15年ぶりとなるリリースだ。
ベース レイヤー トラウザー 2万9700円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)
素材には通気性が高いメリノウールが採用され、縫い代がほとんどないため着用時のストレスを極限まで軽減してくれる。
ミッドナイトブルーカラーのユニセックスデザインもお見事で、あらゆる大人のベースレイヤーとして大活躍間違いなしだ。
さらに見逃せないのが、パッケージ裏面に描かれた特別なスケッチ。これは1930年当時に展開していた下着のデザイン画で、戦後にボクサーパンツとコットンベストに地位を奪われるまで男性用下着の主流だった“股引&ヘンリーネック”の組み合わせを描いたものと推測される。
機能とデザインでモダンなアップデートを果たしながらも、往年の雰囲気を確かに放出。現代に蘇ったロングジョンは、これから先の“長い”お付き合いにふさわしい逸品なのだ。
ベース レイヤー トップ 2万8600円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)
ちなみに、今回は股引だけでなく同素材のクルーネックもご用意。
パッケージのオリジナルスケッチよろしく上下で着れば、その滑らかな着心地と贅沢さを一層強く実感するはずだ。
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リーミルズ エージェンシー
03-5784-1238