「Camp Gear Note」とは…… 基本的なロープの使い方(ロープワーク)をいくつか覚えておくと、ロープ1本でアウトドアのさまざまな状況に対処できるようになる。
先日紹介した“ロープワークの王様”と呼ばれる「
もやい結び」をマスターしたならば、続いて、使えるシーンが多い、木や杭などの「ものに結ぶ」ためのロープワークを覚えたい。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る ペグが効きづらいときに木や杭にロープを固定したり、タープの張り方を決めるために仮止めしたりなど、さまざまな場面で活躍してくれる結び方だ。
ここで紹介する3つは、どれも簡単に結べるだけでなく、簡単に解くこともできる優れもの。日常生活や災害・緊急時にも応用できるので、ぜひひとつずつでも身につけていただきたい。
使用頻度が高くて簡単な「巻き結び」の手順とコツ
![結びやすく、ほどきやすい「巻き結び」。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/40727/images/editor/3f80ddc7155ac9dc2bbded8bbabac10d94e5a52b.jpg?w=850)
結びやすく、解きやすい「巻き結び」。
ひとつめに紹介するのは「巻き結び」。対象物に巻くだけでほぼ完成してしまうという、とてもシンプルで覚えやすい結び方だ。
使える場面は、キャンプからクライミングまで非常に幅広い。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/40727/images/editor/b566febc89b85b4535d189569af5d488958061e4.jpg?w=850)
まず、対象物の手前から奥へとロープを巻きつける。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/40727/images/editor/9b0519c2957edce4ad8260fe1a5eaaa77a6071a6.jpg?w=850)
先端を元のロープの下から通し、もう1回巻きつけ、次は上を通す。
1回目は元のロープの下→2回目は元のロープの上から先端を通すのがポイント。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/40727/images/editor/cb28278e23e873134bf5f638c928a9d954f8326b.jpg?w=850)
続いて、先端を上の輪の内側に通す。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/40727/images/editor/a43c68544634e9b59aa174954c6e22ae3aff5c4d.jpg?w=850)
上下の輪を寄せながら、ロープの両端を引っ張って結び目を締め付けて完成。
![先端を止め結びにすると抜けづらくなり、より安心。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/40727/images/editor/acffe58cfcbbb374e6251b0246fb47d4d9baa284.jpg?w=850)
先端を止め結びにすると抜けづらくなり、より安心。
ロープにテンションがかかっているときは簡単には解けない。しかし、引っ張られる力が緩むと簡単に解くことができる便利な結び方だ。
先端が短いと外れてしまう可能性があるため、少し余るくらいの長さをとっておこう。
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