車体サイズを抑えても、ユーティリティはアップ
レヴォーグを語るうえで、車幅と同じくらい重視したのが、荷室容量だ。車格に対して561ℓ(VDA法による測定)という数値は、国産車最大クラスとなる。
数値以上に、使い勝手を増すのは、至れり尽くせりといえるユーザー想いの設計だ。まず、後席を前方に倒せば、フラットで広い荷室を確保することができる。
この“フラットになる”というのは大きなポイントだ。例えば、サーフボードといった長尺なものや自転車など、大きなものがかなりの割合で積める。
さらにいえば、寝袋を用意して車中泊という手も使える。ストレスフリーな寝場所が得られるのは、車移動の可能性をさらに高めてくれるだろう。
さらに、床板を外すと深さのあるサブトランクが出現。こちらは、機内持ち込みサイズのスーツケースが収納できるほどの大きさ。
例えば、アクティビティで濡れたり汚れたりした服なども、ほかの荷物と混ざることなく、積載することができるのだ。
こちらが空の荷室。車体サイズの大きい輸入車に匹敵するほどの広さだ。
後席は3パートにセパレートしており、右・中・左のみをそれぞれ単独でフラットにすることができるので、前席2・後席1・合計3人分の座席は確保したまま、荷物を積むこともできる。
荷室のユーティリティこそ、ワゴンを選ぶ大きな理由となりうる。
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