「パシフィック IPA」650円(参考価格)/パシフィック ブリューイング https://linktr.ee/passificbrewing
もうひとつの定番は「パシフィック IPA(インディア・ペールエール)」。
4種類のホップを掛けわせることで生まれた心地よい苦味と、ジューシーな果実の香りとの組み合わせが絶妙。
「『IPA』らしいクセになる苦味が特徴のボディに、生搾りのような柑橘の果汁感を合わせることで、立体的でトロピカルな味わいになりました」。
そのフレッシュさは、舌の肥えたビール好きも感動するレベルだ。
醸造所オープンから約1年。小規模醸造の強みを活かし、さまざま種類の酵母を試しては、味わいや香りを研究するなど試行錯誤を重ねている。
定番は紹介した2種類だが、月に4〜6種類ほどのペースで季節商品や限定品なリリースするなど、ビールづくりに対する向上心には余念がない。
ビールサーバーを搭載したキッチンカーでイベントなどに参加することも。
現状、直販はしていないものの、全国の
取り扱い酒店や飲食店経由で楽しむことは可能。不定期で醸造所を解放し、地元の人々に振る舞う機会も設けているとか。
ローカルの小さな醸造所から届けられる新感覚のクラフトビール。海を越え山を越え、小さなカルチャーの輪が成熟し、広がっていくことを願いたい。ビール好きなら、なおさらだ。
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