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2022.09.02

ファッション

「エルメス」が再認識させてくれる、タイドアップしたときに背筋が伸びるあの感覚


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このところ、ビジネスシーンでのタイドアップ姿をめっきり見かけなくなったと思う。そもそも進行していたビジネス服のカジュアル化に、対面機会を減少させたコロナ禍が追い打ちをかけた格好だ。

仕事中だって楽でいることに、我々は好意的だが、それでも、あの凛と背筋の伸びる感覚を忘れたくはない。好事家たちの特権にしておくにはもったいないではないか。

だからこそ、いかなるときにタイドアップを選ぶのか。また、ここぞの一着のチョイスにも意味が生まれてくるだろう。

ネクタイ13万5300円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)

ネクタイ13万5300円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)


ならば、やはりエルメスは筆頭として申し分ない。今回はその一丁目一番地であるレザータイにスポットを当てよう。

“バターのように”と形容される最上級のラムスキンレザーと、ウールのブロード生地を組み合わせたタイの締め心地たるや、想像を絶する心地良さ。

大剣に施された「シュヴァル・ドゥ・フェット」柄のスタンプは、見る人が見れば「エルメス?」と思わせるさりげなさで奥ゆかしささえ漂う。

ベルト6万8200円、バックル5万1700円/ともにエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)

ベルト6万8200円、バックル5万1700円/ともにエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)


せっかくならば、このタイドアップに付随するアイテムもエルメスで揃えたい。グレーがかったパラジウム仕上げの「H」バックルと職人技のつまったカーフのベルトでウエストをマーク。

これらを纏えば、どんな時間だってFUNな気分でいられるはずだ。

清水健吾=写真(人物、静物) 椙本裕子=写真(静物) 来田拓也、星 光彦=スタイリング 髙村将司、加瀬友重、増山直樹、早渕智之、礒村真介(100miler)=文

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