▶︎すべての画像を見る 「90年代、A.P.C.は日本で人気を誇り、私は少なくとも年に2回は東京へ行っていました」。
そう話すのはA.P.C.(アー・ペー・セー)のデザイナー、ジャン・トゥイトゥだ。フランス発のA.P.C.は、ハードなアメリカ系デニムが主流だった当時、プレーンでノーブルなデニムを提案し、一世を風靡した。
BAPEのアイコニックな迷彩柄を載せたコーチジャケット。3万8500円/A.P.C. BAPE(A.P.C. カスタマーサービス 0120-500-990
「そんな頃に、友人の藤原ヒロシから『ア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE®)』を紹介されたんです」。
説明するまでもなく“エイプ”は、NIGO氏によるストリートブランド。90年代の熱狂は誰もが知るところである。その両者が2022年の今、手を取り合い、コラボコレクションを発表した。そのことについて、ジャンはこう説明する。
デニムトートのフロントに付いたポケットがアイキャッチ。2万3100円/A.P.C. BAPE(A.P.C. カスタマーサービス 0120-500-990
「今回のコレクションは、お互いのブランドのカルト的な要素であるカモフラージュやデニムで戯れる良い機会となりました」。
バックポケットに「A BATHING A.P.C.」と刺繍が入っているデニム。こういう“言葉遊び”がさすが。裏地にも迷彩が使われる。デニム3万5200円/A.P.C. BAPE(A.P.C. カスタマーサービス 0120-500-990
注目はやはりデニム。A.P.C.とAPEの言葉遊びなど、随所のディテールに思わずニヤリとさせられる。
また、「BABY MILO®」をプリントしたキッズラインも秀逸。こうしたグラフィックはBAPEのお家芸ともいえる。
キッズTシャツ5500円/A.P.C. BAPE(A.P.C. カスタマーサービス 0120-500-990
最後にジャンはこう言っている。
「このクリエイションの背後にある創造的なプロセスは、私たちの2つの世界のフュージョンなのです」。
そう、今回のプロジェクトはもはやコラボという枠を超えたフュージョン(融合)なのだ。その姿は、全国のA.P.C.およびBAPEのショップで9月4日(日)より目にすることができる。
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