▶︎すべての画像を見る 「本命サンダルの最終選抜」とは…… ビーチサンダル=海用というのは過去の話。現在は、タウンユースでも当たり前のように見かけるようになった。
なかでも最近、とりわけ洒落者の間で支持されているのが、モンベルの
スリップオン・サンダル・シリーズだ。
「スリップオンサンダル」3080円/モンベル 06-6536-5740
その魅力は、OCEANSの人気Youtube企画「
OCEANS Fashion X Talk」でも解説しているのでぜひご覧いただきたいだが、今回はこのシリーズが多くの男たちを魅了する理由を、さらに深掘りしてみた。
踵が浮くストレスを解消したモンベルの元祖サンダル
1975年に日本のトップクライマーだった辰野 勇氏が創業し、以来、アウトドア用品の進化の歴史を牽引してきたモンベル 。
スリップオン・サンダル・シリーズの原点となるスリップオンサンダルは、1994年にモンベル初のサンダルとして発売された。
1994年に発売された「スリップオンサンダル」は今も健在。3080円/モンベル 06-6536-5740
当時のビーサンといえば、V字型の鼻緒で足を固定するのが主流で、どうしても踵が浮いてしまうのがネックとされていた。
そんな常識を覆すべく、モンベルは、V字型の鼻緒に甲をまたぐラインを追加したサンダルを開発。甲全体のホールド力を高めたことで踵が浮きづらくなり、サンダル特有の「ペタペタ音」もなくすことに成功したのだ。
「ロックオンサンダル」3740円/モンベル 06-6536-5740
その後は改良を重ね、現在は4つのモデルを発売。靴下を履いたままでも履けるようS字状の鼻緒を取り付けた「ソックオンサンダル」や、ソックオンサンダルにバックストラップを付けることで運動性を高めた「ロックオンサンダル」は特に人気が高い。
左「ソックオンサンダル」3080円、右「ロックオンサンダル」3740円/ともにモンベル 06-6536-5740
プレスの長井洋高さんはスリップオン・サンダル・シリーズの魅力をこう語る。
「魅力は、何といっても、
踵が浮かないフィット感にあります。モンベル独自の丸紐のストラップが足の甲をしっかりホールド。フットベッドも足裏の凹凸に合わせた形状にしているため、長時間の歩行でも快適な履き心地を実感いただけるでしょう」。
ほかにも、ムレや滑りやすさをなくすために、フットベッドの表面に無数のディンプル(くぼみ)加工を施したり、グリップ力に優れたソールを採用するなど、アウトドアメーカーならではの機能性を備えている。
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