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2022.08.24

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海が育んだウイスキー「タリスカー44年」の深すぎる味わい。洋上で飲めたら贅沢


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シングルモルト スコッチウイスキーの老舗ブランド「タリスカー」のエクスペディション シリーズから、タリスカー44年が登場した。

スコットランド・スカイ島で最も歴史ある蒸留所による「タリスカー エクスペディション シリーズ」は、厳しい自然の影響を受けた稀少な樽でカスクフィニッシュ(追加熟成)する、ウイスキー造りを追求するシリーズだ。



今回のタリスカー44年で使用した樽は、ブランドの海洋保護パートナーである「パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ」が、南アフリカ喜望峰近くにある、世界最大の昆布の森へ遠征した際のアメリカンオーク材によるもの。

その内側を、スコットランド産の昆布の炎でチャー(樽の内側を焦がす)した再生樽である。

全世界限定1997本。アルコール度数49.1度 700ml 53万円

世界限定1997本。アルコール度数49.1度 700ml 53万円。


その特徴をまとめると以下になる。
:深く澄んだ琥珀色。

香り:全体的にまろやかで、黒胡椒のスパイシーさ、海藻、塩の結晶、レモンの皮、暖かな樽のニュアンス。これらの香りの下に、海潮の空気、遠くの浜辺の焚き火などの魅力的な香りの層が隠れている。

ボディ:フルボディ。

味わい:スモーキーな甘さの波から強烈な海潮。力強く芳醇で、オイリーな滑らかさと凝縮された旨味。それらがドライに変化し、さらに滑らかに。一滴、水を垂らすと舌触りが柔らかくなり、塩味とともにほんのり甘みをもたらす。

余韻:非常に長い。



タリスカー44年は、オフィシャルとして最も長期熟成されたボトルとなる。

南アフリカの深海の森を表現したパッケージには、美しい琥珀色のウイスキーとともに、喜望峰への遠征を共にした樽材の一部が収められてる。

これを洋上で飲めたらば、至極の時間になるに違いない。

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