▶︎すべての画像を見る 3年ぶりの通常営業となった「フジロックフェスティバル’22」。公式発表によれば、延べ6万9000人の来場者がこの日本最大級のロックフェスをエンジョイしたそうだ。
ファッション的観点で見ると、会場でとにかく目立っていたのがKEEN(キーン)の靴である。
来場者の半分……は盛りすぎだとしても、その着用率は明らかに他を圧倒。アクティブ派からの支持率の高さをハッキリと示した。
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もはやフェスとは切っても切れない関係にあるキーンは今年、3年ぶりにフジロック会場にブースを出店。大いに賑わいを見せたが、オーシャンズが特に注目したのはキーン主催の「キッズアドベンチャー」である。
テンションMAX!!「キッズアドベンチャー」
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「子供が生まれてからフェスはご無沙汰している」という大人は少なくないだろう。
特にフジロックは炎天下の開催で、拘束時間も移動距離もめちゃくちゃ長い。大人でさえ疲れるんだから、子供の体力消耗は半端じゃないはずだし、知らないアーティストのライブなどすぐに飽きてしまうに違いない。
そういう意味では、キーンのキッズアドベンチャーは大人にも子供にも手を差し伸べてくれる神イベントと言っても過言ではない。
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キッズアドベンチャーはフジロック開催期間中(7月29〜31日)、全日通して午前・午後の二部制で行われた。
プログラムはフォレストコースとキャニオンコースの2パターンが用意されており、前者は会場内の森林散策、後者は川遊びやキャニオニングを体験。いずれも経験豊富なアウトドアガイドで構成された「シェルパ」のスタッフが遊び方をレクチャーしてくれる。
参加費は1000円で、所要時間は約2時間。子供たちが大自然の中で遊んでいる間、親は好きなアーティストのライブパフォーマンスを存分に堪能できるというワケだ。
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参加者はプログラム開始の15分前までにキーンブースに集合。それぞれキーンのシューズに履き替え(無料貸出)、フォレストコースを選んだ子供はビブスを着用、キャニオンコースを選んだ子供はヘルメットとライフジャケットを着用する。
準備ができたらコースごとに分かれて目的地へ移動。この日、同行したキャニオンコースは、キーンブースのすぐ裏手にあった川へと向かった。
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インストラクターは事前に、①走らない、②石を投げない、③高いところに登らない、④声の届く範囲から出ない、⑤川に飛び込まないーーなどの基本ルールを入念に説明。子供たちは勢いよく「ハーイ!」と声を揃えて応える。
準備運動も済ませ、いざ川へ!……と意気込むも、苗場の川は驚くほど冷たい。元気いっぱいの子供たちもさすがに面食らったようで、「冷たッ!」「鼻水出る!」「水の勢いスゴッ!」と絶叫が止まない。
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それでも、慣れてしまえばコッチのもの。炎天下の入水が気持くないわけがない。
インストラクターと冷水を掛け合い、さらにテンションもヒートアップしたところでキャニオニングの練習がスタート。
ちなみにキャニオニングとは、舟などに乗らず、自分の体で川下りを楽しむウォーターアクティビティのこと。今回は子供たちの安全性に配慮し、基本的には足のつく浅瀬で行われた。
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キャニオニングのポイントは、手を胸につけて背筋を伸ばし、しっかりお尻を浮かすこと。
実際にやってみるとこれがなかなか難しいようで、上手く流れられる子もいれば、すぐに川底にお尻をつけて止まってしまう子も。
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しかし、子供はコツを掴むのも早く、ほとんどの子が数回の練習でスマートな川下りを習得。「冷たいけど気持ちいい!」「もう一回やりたい!」と、見事その魅力にロックされたようだ。
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基本的な姿勢をマスターしたら、少し深めのポイントへと移動。より長距離のキャニオニングを楽しみながら、溺れた人を救助するためのロープ演習なども行われた。
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他にも、どれだけ多くの石を積み上げられるかを競う”石積みゲーム”などを通じ、いろんな角度から川の魅力をお勉強。あっという間に2時間が過ぎ、最後は集合写真を撮ってお開きとなった。
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大自然の中でのアクティビティを経て、顔つきも少し勇ましくなったような気もするが……きっと、気のせいではないはずだ。
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すべてのプログラムを終え、親と合流した子供たちは、みんな「超楽しかった!」「またやりたい!」と興奮冷めやらぬ様子。ある子供からは「気持ちよかった! この夏はいい!」というパンチラインも飛び出した。
きっとこの間、大人は大人でお目当てのライブやキンキンに冷えたビールを存分に堪能していたことだろう。
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大人も子供も満足できる、キーンの「キッズアドベンチャー」。来年の実施はまだ未定だが、こんなに充実したプログラムが用意されているなら、フジロックから足が遠のいている大人たちもきっと安心して楽しめるはず。
来年こそ、苗場にカムバックだ!