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ヴァナゴンに乗ってれば“目的地”も必要ない

「VW」のエンブレムはわざわざ古いタイプのものに変えてもらったという。ヴァナゴンは汚れた状態が醍醐味。「ピカピカじゃない状態で乗りたいんですよ」

「VW」のエンブレムはわざわざ古いタイプのものに変えてもらったという。「あえてピカピカじゃない状態で乗りたいんですよ」。


もともと仕事以外での遠出を好まない清水さんだが、子供たちのために観光地へ旅行することはあった。ただ、ヴァナゴンを手に入れてからというもの、遠出をする理由はますます減ったのだという。

「このヴァナゴンに乗っていると、目的地が必要なくなってくるんですよ。近くの公園へ出掛けるのにも、ヴァナゴンに乗るだけで子供たちは喜びますから。これだけで遊びになるし、旅気分になれる。

わざわざ遠出して遊ぶより、2〜3時間でいかに思い切り楽しむか。東京からちょっと足を伸ばせば海や山もあるじゃないですか。その往復だけで満足できるのも、やっぱりこの車だからこそだと思います」。



ちなみに、清水さんのお気に入りスポットは新宿中央公園。オリンピックを機に美化計画が進み、見違えるほど綺麗に生まれ変わった。

「新宿中央公園は東京で一番好きな場所です。路上パーキングがあちこちにあるから車も停めやすいし、自然に囲まれながらご飯を食べたり、仕事したり、昼寝をしたり……緑も豊かで日陰も多いから、本当に最高のロケーションですよ」。

フルフラットベッドにすれば、広々と伸びやかに寝ることができる。ヴァナゴンはポップアップルーフとあわせると大人4人の就寝が可能。

フルフラットベッドにすれば伸びやかに寝ることができる。ポップアップルーフと併せて大人4人の就寝が可能。


ヴィンテージ車は、車選びより店選びの方が大事



「当分はこのヴァナゴンで遊ぶ尽くす」と話す清水さんだが、実はもともと大の車好きで、これまで乗り継いできた車はこのヴァナゴンで10台を数える。

過去には日産のビジネスセダンのAdやサニー、フォルクスワーゲンのパサートやレンジローバー、メルセデス・ベンツのS124などを乗り継いできた。購入するのは決まってヴィンテージ車である。

「僕がこのヴァナゴンでお世話になったのは、神奈川県の『T-Works』というお店です。ヴァナゴンの取り扱いが充実している店で、サポートもすごくしっかりしているんですよ」。

ヴィンテージ車は故障するのが前提。だからこそ、メンテナンスや保証サービスの内容が問われる。

ヴィンテージ車に故障は付き物。だからこそ、メンテナンスや保証サービスの内容が問われる。


ヴィンテージでも、過去に良く売れた車種なら代替パーツが見つかりやすく、比較的修理もしやすいという。

「ヴィンテージ車は不調や故障が付き物。ちゃんとしたお店だと、いざというときもスムーズにコニュニケーションが取れるし、ちゃんと修理もしてくれるので、ストレスなく乗り続けられます。

『T-Works』はお店から500km以内であればレッカー移動も彼らがやってくれるので、安心して乗れますよね。何かあったときにちゃんと保証してくれる店かどうかは、ビンテージ好きにはすごく大事。究極、車選びよりも店選びの方が大事なんじゃないかと思います」。

ヴィンテージオタクの金言、しかと胸に刻むべし。

動画はコチラ!



高橋絵里奈=写真 ぎぎまき=文

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