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2022.08.05

ファッション

「リーバイス® シルバータブ™」復活。オリジナルを知る“ヴァイナル”大北幸平さんも感嘆!



国内外で、30〜40代に高い人気を誇るファッションブランドのヴァイナルアーカイブ。デザイナーの大北幸平さんは、90年代の渋谷、原宿カルチャーを原体験に持つ人だ。

そんな彼が今気になっているデニムが、この夏に復刻を果たした「リーバイス® シルバータブ™」。

シルバータブは90年代にブームとなり、今では古着市場を賑わせているコレクションだが、それがまた新品で買えるというのはうれしい限り。

当時のブームを知り、そして大北さん自身も影響を受けたというシルバータブの魅力を探ってみた。
大北幸平(おおきたこうへい)●1976年葛飾生まれ。90年代に、渋谷の名店「メイド・イン・ワールド」のショップスタッフを経て、同店オリジナルブランドのディレクターを歴任。2009年に独立し、ヴァイナルアーカイブを設立。

大北幸平(おおきたこうへい)●1976年東京・葛飾区生まれ。90年代に、渋谷の名店「メイド・イン・ワールド」のショップスタッフを経て、同店オリジナルブランドのディレクターを歴任。2009年に独立し、ヴァイナルアーカイブを設立。Instagram@vainl_archive


シルバータブは、自分のスタイルの幅を広げてくれたデニム

懐かしくも今のスタイルに馴染むバギーシルエットのシルバータブ。デニム1万3200円/リーバイス(リーバイ・ストラウスジャパン 0120-099-501)

懐かしくも今のスタイルに馴染むルーズシルエットのシルバータブ。デニム1万3200円/リーバイス®(リーバイ・ストラウスジャパン 0120-099-501)


1985年に登場して、日本でも90年代に人気を博した「リーバイス® シルバータブ™」。大北さんは、そのシルエットが「まさに今の気分」だという。

「90年代の中頃は、バイトで稼いだお金をほぼすべて注ぎ込んで、リーバイス®のヴィンテージデニムを買っていました。当時の王道は、501®XX。でも、自分のスタイルの幅を広げてくれたのがシルバータブでした」。

大北さんが90年代当時はいていたシルバータブ。本人私物。

大北さんが90年代当時はいていたシルバータブ。本人私物。


ストレートの王様、501®のヴィンテージを買い漁っていたものの「自分はお尻が大きくて、似合わなかった(笑)」。それではき始めたのが、シルバータブのバギータイプだそうだ。

復刻版と同様に、ウエストバンドの内側に“baggy”というモデル表記が。

復刻版と同様に、ウエストバンドの内側に“baggy”というモデル表記が。


「当時は、30〜31インチのストレートに、トップスはジャストサイズ、足元は(ナイキ エア)ジョーダン1というのが、自分の定番スタイルでした。

でも、シルバータブをはくようになって、Tシャツがオーバーサイズに変化しました」。

当時は、今では見られないくすんだグリーンもラインナップされていた。

当時は、今では見られないくすんだグリーンもラインナップされていた。


ドロップショルダーのトップスに、ボトムスはバギーシルエットのシルバータブ。昨今のトレンドと同じように、ゆったりとしたサイズ感が主流になったそうだ。

「ダンスやヒップホップ、スケートカルチャー。特にそこに関わる人たちはみんな、オーバーサイズでした。自分の当時のヒーローは、スチャダラパーやトミー・ゲレロ、ビースティボーイズ……彼らのスタイルも教科書でしたね」。



とはいえ、ストリートライクなスタイルだけではなく、当時から大北さんのブランドやアイテムのチョイスは“雑食”だったという。

「シルバータブのデニムには、チャンピオンのスウェットはもちろんですが、ときにはプラダやコム デ ギャルソン オム、ヘルムート ラングのニットを合わせていたのを憶えています」。

レングスはくるぶしくらいにして、スニーカーもしくはシンプルな革靴を合わせるのが大北さんのスタイル。

レングスはくるぶしくらいにして、スニーカーもしくはシンプルな革靴を合わせるのが大北さんのスタイル。

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