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【理由③】短時間走るより、長く歩くほうが基礎持久力もアップ



今まで運動経験がそんなになかったなら、いきなり何kmも走るのは難しいだろう。“だったら短くてもいいから走ってみよう”と思うのは早計だ。

短時間ランニングをするよりも、長時間歩いた方が基礎持久力はアップします。しかもウォーキングなら疲れにくいので、運動経験が少ない人でも歩き続けることができます。

同じ時間運動をした場合は、ウォーキングよりもランニングの方が、エネルギー消費量が多いのは事実です。

ただ先述のように、ウォーキングのほうが体への負担が少なく、長時間行うことができるため、総エネルギー消費量はウォーキングの方が高くなる傾向にあります」。



上のグラフは、ポラールのスマートウォッチユーザーのウォーキング1回当たりのデータになるのだが、平均距離は4.5km、平均時間は1時間を超えている。いきなり1時間走るのは難しいが、歩くことならできるはずだ。

ではウォーキングをするときに、どんなことに気をつけたら良いのだろう。

「フィットネスとして行う場合は、最大心拍数(220から年齢を引いた数がおおよその最大心拍数となる)の65%を保ちましょう

また、いつも同じスピードで歩くだけでは、運動強度は上がりません。スピードや距離を変えたり、上り坂や下り坂など、歩くルートにバラエティをつけて、負荷を変化させましょう。

ハイキングなどは強度が高く、全身の筋肉を使うことができるのでおすすめです」。

同じ15分間のウォーキングでも、歩く距離が長くなっていれば、運動パフォーマンスが向上している証。歩いていても、体はきちんと鍛えられているのだ。

「ポラール ペーサー プロ」4万3780円/ポラール・エレクトロ・ジャパン

「ポラール ペーサー プロ」4万3780円/ポラール(ポラール・エレクトロ・ジャパン https://www.polar.com/ja


ちなみに、ポラールの新ランニングウォッチ「ポラール ペーサー プロ」と「ポラール ペーサー」には、ウォーキングテスト機能が搭載されている。

この機能は、15分のウォーキングを行ったときの心拍数の推移により、自分のウォーキングのフィットネスレベルを数値化してくれるというもの。自分のレベルが“見える化”されると俄然やる気も出てくる。

暑くてランニングをサボりがちという人も、ウォーキングなら取り入れやすいはず。健康維持にもダイエットにも向いているウォーキングを習慣化しない手はない。


[問い合わせ]
ポラール・エレクトロ・ジャパン
www.polar.com/ja

林田順子=取材・文

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