リラックスしているのに大人っぽい「種カジ」とは……▶︎すべての画像を見る ーー夏本番、アロハシャツを着たくなります。何か大人らしく着る秘訣はありますか?
「まずは選びが重要。僕もアロハは好きですが、今回は開襟シャツで総柄というポイントは押さえながら、ハワイアン柄ではなく、カルチャー漂うフォト柄を。
チェット・ベイカーの写真がプリントされたワコマリアのものは、大のお気に入りです」。
ーーさすがのカルチャー愛が溢れています。なるほど、一流のモノクロ写真ならではの雰囲気がノーブルな印象を高めているわけですね。
「次にこなし。スラックスと白いタンクトップがポイントです。短パンだと、肘と膝が露わになって子供っぽくなってしまう。プレスの効いたカジュアルスラックスで、洒落感を出しつつ、白いインナーを挟んで清潔感も加えました」。
ーー上下のカラートーンも同系色で揃えてミニマルに。
「締めくくりは、遊びの効いた小物をトッピング。パナマハットに雪駄をイメージしたビーサンを履いて寅さん気分(笑)」。
ーー久々の昭和ネタ登場ですね。これぞ、クラシカルとモダンを自在に行き来する種カジスタイル。
「実は、ハットのリボンとビーサンの鼻緒には、それぞれヒョウ柄とパイソン柄を選んでいます」。
ーーあ、「トラ」さんと合わせたアニマル柄ということですか?
「そのとおり。小技は僕の得意分野ですから」。
ーー夏に頼りたい「アロハ技」、ぜひお試しを!
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