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2022.04.10

ファッション

種市さんの、古着Gジャンを年相応に着るコツ。ポイントはロンドン風アメカジ?



リラックスしているのに大人っぽい「種カジ」とは……

ーー今日は、いつものアメカジな雰囲気とは違いますね。

「そう、たまにロンドン風のカルチャーな気分を出したくなる」。

ーー細身の黒デニムにブーツがパンクな雰囲気、それにキャスケットもブリティッシュテイストですね。全身英国ブランドのものですか?

「いいえ、ハラダマニアのニットコートにリーバイスのGジャン、デンハムのデニムとレッドウィングのブーツと、全然違います。でも、雰囲気は出ていると思いませんか?」。

ーー確かに。ところで、無彩色のなかにやれたインディゴブルーが利いていますが、このGジャンに襟がないのはどうしてですか?

「古着を自分でカットオフしました。Gジャンは“挿し”の服として気軽にラフな雰囲気が出せていいのですが、襟があると合わせる服を選ぶ気がしていたんです」。

ーー古着は自分のサイズを見つけるのも一苦労なのに、思い切りましたね。

「ちょうどいい一着だったからこそ、とことん着倒してやろうと思ったんです。若い人はルーズなものをダボっと羽織ればいいし、中高年ならジャストサイズが逆に格好良く見える。つまりシンプルに合うサイズを着ればいい。

ただ我々世代にとっては、洒落て見えるひと工夫が必要だと思っていました。下手すると、アメカジの“あの頃”をいつまでも忘れられない、イタいおじさんに見えてしまうので」。

ーーわかります。それで襟をカットして、ロンドン風スタイルの“挿しGジャン”としたわけですね。

「はい、なかなかのヒットでした。春先のレイヤードにぜひ!」。


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