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2022.07.21

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「ヌーディージーンズ」初の水陸両用ショーツで気付く、“ファッションに大切なこと”

1万4300円/ヌーディジーンズ(ヌーディージーンズ ルミネ新宿店 03-5325-7500)

1万4300円/ヌーディージーンズ(ヌーディージーンズ ルミネ新宿店 03-5325-7500)


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2001年にスウェーデンで誕生した「ヌーディージーンズ」。

はき心地やシルエットの良さなど、デニムそのもののクオリティの高さを理由に、プレミアムブランドとして認知している人も多いだろう。

1万4300円/ヌーディジーンズ(ヌーディージーンズ ルミネ新宿店 03-5325-7500)

1万4300円/ヌーディージーンズ(ヌーディージーンズ ルミネ新宿店 03-5325-7500)


そんな「ヌーディージーンズ」からこの夏、ブランド初のスイムウェアがお目見えした。

「デニムブランドがなぜ?」と思うかもしれない。ただ、あまりよく知られていないブランドのフィロソフィーを紐解いていくと、実に理にかなったアプローチだと理解できる。

そもそも、「ヌーディージーンズ」が生まれたスウェーデンは、世界でも有数の環境先進国のひとつ。今でこそ日本も当たり前になったサステナビリティへの取り組みも、北欧諸国では四半世紀以上前からすでにスタンダードな事柄だ。

そんなわけで「ヌーディージーンズ」も、2001年の創業当初から、地球環境負荷の低減を目標に掲げ、さまざまな取り組みを実践してきた。

わかりやすい例でいえば、リペア、リユース、リサイクルにデニムブランドとしていち早く取り組んでいることが挙げられる。

また、デニムの素材として、有害化学物質や遺伝子組み換え種を使わないオーガニックコットンを採用していることも特筆すべきだろう。

これも、はき心地の良さはもとより、環境負荷低減のための意味合いが大きい。

まずは、数年をかけて土壌改良から試みる。そうすることで、製品に使用する綿花だけでなく、それ以外のスペースを使ってほかの農作物もオーガニック栽培で育てることが可能に。つまり、生産者目線での環境整備にもひと役買っているのだ。

さらに、生産者への配慮という意味では、あえて自社工場を持たないことも特徴。

衣料品労働者の労働条件を改善する非営利団体、フェアウェアファンデーションという第三者の目を入れ、労働環境が整った工場と契約を行う。製品づくりに携わる人々にしっかりと目を配っていることがうかがえる。

「ヌーディジーンズ」が理想とするアイランドライフをイメージしたキャンペーンヴィジュル。

「ヌーディージーンズ」が理想とするアイランドライフをイメージしたキャンペーンヴィジュアル。


ではここで、スイムウェアに話を戻そう。

2022年のサマーコレクションのテーマは、アイランドライフ。アウトドア、キャンプ、フィッシングなど、アクティブシーンでの使用を想定したラインナップが特徴で、このスイムショーツもそのひとつ。

1万4300円/ヌーディジーンズ(ヌーディージーンズ ルミネ新宿店 03-5325-7500)

1万4300円/ヌーディージーンズ(ヌーディージーンズ ルミネ新宿店 03-5325-7500)


裾幅広めのサマになるリラックスフィットで、いわばバギーズショーツのような佇まいだが、ポイントはやはり素材使いだ。

廃棄プラスチックや海洋プラスチックではなく、前述の関連工場で生まれた廃材を活用した、再生ポリアミドというリサイクナイロンを採用している。

耐摩耗性がありながら、シルクのようにきめ細かい上品な素材感で、プロダクトそのもののクオリティも申し分ない。

環境負荷への配慮という確固たるバックボーンから生まれた今作。この新たな試みを、単なるイロモノとして見過ごすことのないように。


[問い合わせ]
ヌーディージーンズ ルミネ新宿店
03-5325-7500

外山壮一=文

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