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2022.07.28

時計

“酸素補給なし”のエベレスト登頂を支えた「モンブラン」の無酸素時計


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わずか7カ月間で世界に14座ある8000m峰の完全登頂を2019年に達成した、超人的な登山家ニルマル・プルジャ。それまでの記録が8年だったことを思うとすごさが際立つ。

この偉業が映画にもなっている登山界のヒーローが挑んだ極限が、“酸素補給なし”によるエベレスト、ローツェ、カンチェンジュンガ3峰のスピード登頂。なんと、8日と23時間10分という世界記録で実現した。

 

「モンブラン 1858 ジオスフェール クロノグラフ ゼロ オキシジェン リミテッドエディション 290」毎年、新顔が登場する本コレクション限定モデルの最新版。ダイヤルには「グラッテボワゼ」と呼ばれる伝統技法で、氷山のようなテクスチャーを表現する。なお500時間のテストによって、その耐久性や精度なども確認済みだ。チタンケース、44mm径、自動巻き。103万6200円/モンブラン 0800-333-0102


その冒険をともにしたのが、ムーブメントを同じく“酸素なし”とした本作だ。

ムーブメントから酸素を除去することは、過酷な環境下で正確に動く機器を必要とする探検家にとっても有用で、機器の酸化=劣化を防ぐとともに、気温低下時の曇りを発生させないという。加えて-50℃の環境下でも完璧に動作する特別なオイルを使用しており、命を預かる機器としての信頼感も十分。

このムーブメントを、ダイヤルの南北半球儀がアイコンとなる人気コレクション「モンブラン 1858 ジオスフェール」に、クロノグラフ付きで搭載。

日常使いにも有用なのはもちろん、眺めるだけでも超人の功績に酔いしれることができる。

柴田 充、髙村将司、安部 毅=文

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