汚れも高さも気にせず積める「ウェイク」
ダイハツ「ウェイク」(2014年11月〜)。中古車価格は約45万〜230万円。
ダイハツが誇る巨大(!?)軽自動車、ウェイク。
全長や全幅は軽自動車サイズだけど、全高は1.8mを超えているため、室内高が1455mmもあり、スノーボードぐらいなら縦にしてラゲッジに乗せられるほど。
もちろんシートやラゲッジ、後席背もたれは撥水加工されていて、濡れたものや汚れたものを載せても後で拭き取りやすい。
その他にも縦に広いラゲッジを簡単に上下に仕切って荷物を効率良く積めたり、助手席を前方向に倒せば長いモノも積めるなど、あれこれ使い勝手が良い。
何しろ企画段階で45の利用シーンを想定し、レジャーの6ジャンルのプロフェッショナルに話を聞いて作ったという。
濡れた物も汚れ物も、大きい物も小さい物も、遊びのギアはなんでも来いな車というわけだ。
街がメイン、ちょっと遊びもな「フィットクロスター」
ホンダ「フィットクロスター」(2020年2月〜)。中古車価格は約130万〜260万円。
街乗りコンパクトの代表格、フィットにも実は遊びの味方がいる。それがフィットクロスター。
ほかのフィットと違い見た目がちょっとSUV風。最低地上高もちょっぴり上げられている。
まあ、いわゆるSUVと比べれば“コンパクトカー” 色が強めだけど、肩肘張らない抜け感は街でも乗りやすく万人に“フィット”する。
そして、フィットの中では唯一撥水加工されたシートが備わるけれど、ラゲッジはほかと同じ。
なので、オプションのルーフレールや、濡れても平気なラゲッジトレイなどに荷物を載せれば、シートは濡れたまんまでドカッと座れる。
街中で乗りやすい車がいいけど、休日はボードを載せて、濡れたボードショーツのまま海沿いを移動したい。なんて人には、最高にオススメなのだ。
4WDの老舗が満を持して放った「フォレスター」
スバル「フォレスター」(2012年11月〜2018年6月)。中古車価格は約100万〜240万円。
4WDのイメージが強いスバルだけど、撥水加工などは意外とやっていなかった。
けれどようやく、2013年の旧型フォレスターからは撥水加工されたシートとラゲッジ、そしてルーフレールを備えたグレード「X-BREAK」が追加された。
これが人気を博したようで、現行型ではデビュー時から設定されるようになっている。
100万円台で狙えるのは旧型だけど、それでもスバルの先進安全運転技術「アイサイト」を標準装備しているのが心強い。
ちなみに2015年11月からアイサイトはバージョン3へと進化。車線中央を維持するようステアリングアシストが備わったのはこのバージョン3からで、こちらも100万円台で十分狙える。
車名は「森の住人」や「森を育む人」を意味するフォレスターだが、これなら砂浜も雪山ライフも、十分に育んでくれるはずだ。