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「5インチ」と「7インチ」の選び方

バギーズには丈が5インチの「バギーズショーツ」と7インチの「バギーズロング」がある。耐久性には優れているものの、長く使い続けるにはサイズ選びも重要だと若井さんは話す。

「5インチと7インチは、約5センチの差があって、結構違いが出るんですよ。僕自身は走ることが多いので、足上げがしやすい5インチをはくことがほとんどですが、日常使いしやすい7インチも持っています」。

ランニングやサーフィン、クライミングなど、アクティビティ目的の人は足の可動域が広がる5インチを、普段着としてはく場合やバギーズデビューを果たす人は7インチを好むことが多いようだ。


メンズ・バギーズ・ショーツ(黒)7920円、メンズ・バギーズ・ロング(グレー)8250円/ともにパタゴニア 0800-8887-447


加えて、若井さんはフィッティングの重要性も説く。

「“ウェブサイトで買ったけど、サイズが合わなかった”と相談に来られる方もいます。フィット感はすごい大切で、実際にはいてみないと分からないんですよね。タンスの肥やしになることだけは避けてほしいので、初めて購入される場合は特にお店で試着してほしいと思います」。

簡単にはけるものだから簡単に選びがちだが、長くはき続けるためには、丁寧なサイズ選びとフィッティングが違いを生む。

「実際に履いてもらって、しゃがんだり立ってみたり、ポケットに手を入れてみたり、日常的な動作を試してもらいます。

あとは、ぴったりが好きか、ゆったりが好きか、日常で使うことが多いのか、アウトドアで使いたいのか、普段ショーツをはくか否か……などなど、いろんな話をしていく中で、個々に合ったサイズを一緒に探していくようにしています」。


バギーズは1982年から続く定番アイテム。今年から漁網をリサイクルしたナイロン100%で作られている。写真手前のバギーズはそれを記念した限定デザイン。


多くの人がバギーズ購入時に迷うのが、”色選び”である。若井さんの場合は無地のグレーと、オレンジの柄モノをその日の気分で選ぶという。

「僕はその日の気持ちで、どっちをはくかを決めます。ちょっとテンションを上げて走りたいときや、天気が悪い日なんかはカラフルなものを選ぶと気持ちも上がります。

お客様にもアウトドアで使う場合は、海や山で鮮やかに映える柄物や色ものをおすすめしますし、飽きのこないものを求める方にはスタンダードでシンプルな色を選びますね」。


5インチか、7インチか。無地か、柄モノか。サイズもXSからXXLまで6サイズ用意がされている。

これだけ選択肢に溢れたバギーズ、どうせ買うならお気に入りの1枚になるよう、店頭でパタゴニア スタッフを頼ってほしい。

佐藤ゆたか=写真 ぎぎまき=取材・文

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