OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. ファッション
  3. 買い物前に必読!業界の「パタゴニア」マニアが夏の永久指名アイテムを大公開

2022.06.30

ファッション

買い物前に必読!業界の「パタゴニア」マニアが夏の永久指名アイテムを大公開


「業界のパタゴニアン・パパラッチ」とは……

▶︎すべての画像を見る

「夏のパタゴニア」といえば、多くの大人たちを虜にしてきたバギーズショーツが真っ先に思い浮かぶ。

田村貴之さんも御多分に洩れずだが、どうやらそれだけではないらしい。お馴染みの“アレ”から意外な“アレ”まで、田村さんが永久指名するパタゴニアを大公開!
advertisement

田村貴之●アンヌ、エイチ・ユニットなど様々なブランドのプロモーションを行うT-PLANNINGの代表。移動手段は主に自転車というサイクリストで、時間があればランニングにも勤しんでいるとか。

田村貴之●さまざまなブランドのプロモーションを担うT-PLANNINGの代表。移動手段は主に自転車というサイクリストで、時間があればランニングにも勤しんでいる。


ブランドの力はロゴに宿る! “ボックスロゴT”



まず、パタゴニアのTシャツと聞いて真っ先に思いつくこのデザイン。大胆にプリントした、クライマーの聖地ともいわれるフィッツロイ山群をモチーフにしたパタゴニア・ロゴである。

「昔は“ロゴ”が苦手だったんですよ。もうタグすら取りたいぐらい。メゾン マルジェラのタグすら取ってたほどですから(笑)。ただ、ブランドのプロモーションをやっていくにあたり、そのロゴがどれほど大事かを実感したんですよね。以降は大事にしています」。



そして今ではステューシー(Stüssy)やシュプリーム(Supreme)、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)など、さまざまなロゴTを所有。改めて思うのは、ブランドのパワーはロゴに宿るということ。

「やっぱり印象に残りますよね。だからずっと僕のワードローブに残り続けるのかもしれない。もちろん、パタゴニアもそう。ボックスロゴのデザインなんて、一時代を築き、今も世代を問わず人気だし、それだけでもすごいことですから。

このTシャツは、とあるメディアの編集部がフリーマーケットをやっていて、そこで購入しました。当時はシーン的にも’90sリバイバルで、ボックスロゴデザインが再燃していました。そんなノスタルジックな部分も背中を押してくれましたよね」。

1枚で勝負! 遊び心タップリの“タンクトップ”



ここ最近はめっきりインナーとしてのポジションに落ち着きがちなタンクトップだが、田村さんの場合は違う。



「僕はタンクトップ好きなんですよ。平気でタンクトップに短パンでもいけるおじさん(笑)。一般的なショートスリーブのTシャツもヘビロテしますけど、極端に暑い日はもうダメ……(笑)。

やっぱりタンクトップの方がラクでいいんですよ。肌寒くなってきたときにはその上からカーディガンを羽織るぐらいでちょうどいい。中でもパタゴニアのタンクトップが大好きなんです」。

毎シーズン、リリースはされるもののバリエーションは少なめ。その中でも、機能面はもちろん、ちょっとしたデザインにも心がくすぐられるとか。



「ロゴのタンクトップは昨年に購入したもので、お魚の方は2年ほど前にネットで購入しました。さりげない感じがいいでしょ? デフォルメされた姿がカワイイんですよ。そんな遊び心もパタゴニアらしいですよね」。

これらの下にタイトなヘインズのタンクトップを仕込み、レイヤードさせるのが田村さんの夏のお決まりである。
2/2

夏の永久指名“バギーズ・ショーツ”



田村さんの夏にショートパンツは欠かせない。その着用率たるや「100%」と豪語するほどである。

「もう、4月から9月いっぱいまではショーツ一択です(笑)。ポロ ラルフ ローレンの総柄に、RRLのチェックやカーゴタイプなど、色も柄も丈もさまざまで、一冊本が作れちゃうぐらい持っています。もちろん、パタゴニアのバギーズも!」

バギーズといえば、言わずと知れた夏の大定番。ご多聞にもれず田村さんも大好物で、その着用歴は20年以上。もはや永遠のワードローブである。
advertisement

20年前は、とあるブランドのプレスとして活躍していた田村さん。当時は勤めていたブランド自体が“黒推し“だったこともあって、バギーズもほとんど黒しかはいていなかったというが……。




「その反動か、今となっては色モノや柄モノに目がいっちゃいますね。機能面もブランド力も、さすがの安定感。ポケットが深いのでモノが飛び出ることもないし、濡れてもすぐに乾き、しかも軽い。

プールや海、その後の街にもこれひとつで行けちゃうオールマイティさは健在ですよね。その利便性を経験したら、ほかのものはなかなか履けません」。

今では毎シーズン、見知らぬ柄が目に留まると思わず食指を伸ばしてしまうというが、その中でも変わらないモノがある。



「やっぱり僕は7インチの丈感がベストですね。足が細い方なので、5インチだと恥ずかしい部分もある。なんなら膝が隠れてもいいぐらいだし、ワイドなやつがいいんですよ。以前はSサイズをはいてましたけど、今はMをはいてます」。

“キャップ”はサイクリングでも、ランニングでも



田村さんは、主に移動手段として自転車を用いるサイクリストであり、東京マラソンを完走するほどのランナーでもある。そのため、キャップは常に携行している。

「やはり走っているときや自転車に乗っているときは、日除けのためによく被りますね。特にパタゴニアのキャップは風が吹いても飛ばされないし、機能面がしっかりしているので、安心感が違います」。



例えば、このメッシュのキャップは、東京マラソンでも活躍してくれました。後ろについてるバックルは、フィット調整もスムーズでラクなんです」。

選ぶ際も田村さん独自の基準がある。



「あまり深く被らず、だいたい少し前髪を出しながら被るので、浅めのものが多いかもしれません。あとはトリコロールカラーを選ぶことが多いですね。僕にとってはハズしとして使うケースが大半で、ハイブランドの緊張感をほぐすのにもいいんですよ。

あとは、ミニマルなアイテムを合わせた着こなしに変化をつけたいときに、アクセントとして取り入れることもありますね」。


田村さんのコレクションを見るにつけ、改めてパタゴニアのラインナップの幅を実感。今夏に向け、追加投入をお考えなら、参考になること請け合いである。

河野優太=写真 菊地 亮=取材・文

SHARE