スニーカーは汚れを気にせずガシガシ履くもの……とはいえ、いい大人としては清潔感を保つ程度にケアはしておきたいのが本音だ。
そこで今回は、シューズリペアの専門店「シュー オブ ライフ」で聞いたスニーカーケアのポイントをおさらい。どれも自宅で簡単にできるので、ぜひお試しを!
「ニューバランス」のケアには消毒用アルコールを!
アッパーにはスエードとメッシュ、ソールには樹脂製パーツやEVAソール……と見た目がシンプルな割に素材使いが複雑な「ニューバランス」のスニーカー。
どうケアしていいか悩みどころだが、「シュー オブ ライフ」の店長・谷澤さんによると、自宅でソールをケアするときには、消毒用アルコールが使えるらしい。
方法は至って簡単。消毒用アルコールをタオルに数回プッシュしたら、あとは汚れた部分をひたすら磨いていくだけ。
「消毒用アルコールは基本的に何にでも使えるので便利なんですが、ひとつだけ注意点が。例えば、顔料で染めらているようなソールだと、色も汚れと一緒に落ちてしまう場合があります。そこはケース・バイ・ケースですね」。
下記の記事では、色味が褪せてマダラになったスエードアッパーのケア方法もご紹介。こちらもとても簡単なので、記事をチェックしてぜひ実践あれ。
どうしたら白さが蘇る? 「エア フォース 1」のケア方法を紹介
白スニーカーの定番中の定番、ナイキ「エア フォース 1」。できるならずっと白さを保ち続けたいけれど、履き続けるうちに薄汚れてきてしまうのも避けられない。
アッパーの汚れを落とすのに使うのは、ステインリムーバー(水性の靴用汚れ落とし)。水性の汚れ落としを適量タオルにつけて、丁寧にアッパーを磨く。このときスウッシュの隙間に入り込んだホコリを落とすのも忘れずに。
「合皮製のエア フォース 1には、水性の汚れ落としが有効です。ただし合皮は、布地を樹脂でコーティングしているような素材なので、“伸び”に弱いんです。だから、ヒビ割れが起こりやすい。
そこに汚れが入ってしまう分、ある意味天然皮革よりもメンテナンスが難しいかもしれません」。
ちなみに以前オーシャンズでは、
白スニーカーの洗い方も紹介。合皮製の「エア フォース 1」やキャンバス地の「ヴァンズ」といった素材別に洗い方を提案しているので、どうぞご参考に。
【番外編】梅雨におすすめ! 雨用ブーツのケアは?
昨年の梅雨時季、雨の日によく履いていたブーツ。今年も久しぶりに履こうと思ったら、アッパーに白いカビが生えていた……。こんな“ブーツあるある”を経験した人も少なくないだろう。
スニーカーではないが、最後に番外編としてブーツのケア方法もおさらいしておこう。
持ち込んだのはこちらのブーツ。Web編集長・原 亮太の私物、ブランドストーンのスエードブーツだ。
このカビ、自分で取り除けるの?
「靴の表面に見えるカビ汚れは、生地に粘着しているというより、ホコリのように起毛部分に乗っているものなので、それを取り除くのだけならばブラッシングするだけで十分です。
ただし、カビがなくなったように思えても、菌は奥で生きていることをお忘れなく。完全に取り除くにはやはり専門店で滅菌をする必要はあるでしょう」。
記事では、ソールや中敷のケア方法、カビを生やさないためのブーツ保管術も紹介。湿気が多い梅雨時期には、マストで対策することを勧めたい。
どうしても自宅でケアが難しい場合は、プロの技に頼って
シューズクリーニングに出すもよし! 日頃からメンテナンスしておけば、お気に入りの一足をこれまで以上に長く愛せそうだ。