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2022.06.17

たべる

過去最高にハッピーなBARタイム。WORLD CLASS×オーシャンズの新感覚イベントの全容!


去る5月末、すべてのBARやカクテル好きが注目すべきと言っても過言ではない、2つの大きなイベントが行われた。

そのひとつが、5月26日、27日の2日間に亘って行われた、世界のトップバーテンダーを決める世界最大規模の大会「WORLD CLASS(以下ワールドクラス)」の日本国内の決勝戦「ディアジオ ワールドクラス 2022 ジャパンファイナル」。



そしてもうひとつが、その熱が冷めぬ翌日の5月28日に、ワールドクラスとオーシャンズのタッグによって行われた最終予選のアフターパーティ「HELLO!, FUN-BAR Happy Hours ∞」だ。

今回はオーシャンズ読者100名あまりが参加したこのアフターパーティについて、その内容と、注目すべき“理由”をレポートする。

BARはもっと自由に、自分らしく楽しめるはず



ワールドクラスを主催するのは、世界180カ国に展開し、タンカレーやI.W.ハーパー、ドン・フリオなどのプレミアムリカーブランドを扱っているディアジオ社。

これまでも日本最終予選のあとにアフターパーティは開かれていたが、今回のコンセプトはこれまでと少し違った。

「Happy Hours」の名に相応しい楽しい時間を過ごした参加者たち。

「Happy Hours」の名に相応しい楽しい時間を過ごした参加者たち。


ディアジオ社の「もっと多くの人に、自由でリラックスしたBARタイムを楽しんでほしい」という想いから、今年は“Happy Hours”をキーワードに、静かで、重厚で、夜でといった、多くの人が持つBARのイメージとは異なる提案が行われたのだ。

選ばれた会場は、東京のど真ん中、北青山にありながらオープンエアのテラスが気持ちいい「ロイヤルガーデンカフェ青山」。

テラスのグリーンが気持ちいい「ロイヤルガーデンカフェ青山」。

テラスのグリーンが気持ちいい「ロイヤルガーデンカフェ青山」。


初夏の爽やかな空気とチルな雰囲気のなか、パーティはスタートした。

会場のバーカウンターにはワールドクラスでの激戦を終えたばかりの日本のトップバーテンダーが集結。



カウンターに立ったのは、今年の優勝者である宮崎県「Wine & Bar麦家」の女性バーテンダー緒方 唯さん、さらに2位を獲得したファイナリスト最年少の「京王プラザホテル スカイラウンジオーロラ」小坂 駿さん、3位の「Bar霞町 嵐」の竹田英和さん。

さらに、昨年の日本チャンピオンの「夜香木」の木場進哉さん、2015年の世界チャンピオンである「LAMP BAR」の金子道人さんという錚々たるメンバー。

このイベント用にベドウィン & ザ ハートブレイカーズがデザインした特別なTシャツ(非売品)を着てカクテルを振る舞った。

お店とはまた違うカジュアルな雰囲気で、日本最高峰のバーテンダーがカクテルを作った。写真は「夜香木」の木場進哉さん。

お店とはまた違うカジュアルな雰囲気で、日本最高峰のバーテンダーがカクテルを作った。写真は「夜香木」の木場進哉さん。


振る舞われたカクテルは、テキーラ「ドン・フリオ」を使ったメキシコのカクテル「パロマ」、

近年映画にも登場するほど人気のカクテル「ケテル ワン」を使用した「エスプレッソマティーニ」、10年以上世界の人気カクテル1位に選ばれた「ブレット バーボン」ベースの「オールドファッション」などなど。

トップバーテンダーが作る最上級のカクテルを求めて、バーカウンターは大盛況に。



フードも、いわゆる“BARのつまみ”とは一線を画す。

特別ゲストとして登場したモデルのマーシーこと三浦理志さん本人が、自身のレシピ「ミウラメシ」からカクテルに合う料理をセレクト。

「魚介と野菜のカラフルセビーチェ」や「タンドリーチキンとポテトのトルティーヤ」など、これまで組み合わせたことのないカクテルとフードの相性の良さに、おかわりをする人が続出した。



また、設けられたドレスコードは「自分らしい服装」。

思いおもいのカジュアルスタイルで訪れたゲストをスナップ撮影する“街角パパラッチ@HELLO!, FUN-BAR Happy Hours ∞”も実施し、記念撮影や三浦さんとのツーショットを求めて、こちらも長蛇の列ができた。 

会場にチルなムードが充満するなか始まったトークショーには、今年の優勝者である緒方さんと昨年の日本代表・木場進哉さん、三浦さんとオーシャンズ編集長の江部寿貴が登場。

右から2番目の女性が「Wine & Bar麦家」の緒方 唯さん。

右から2番目の女性が「Wine & Bar麦家」の緒方 唯さん。


「ファイナリストに残るほどのバーテンダーは、正直技術や味は拮抗しています。味を競うコンペティションもありますが、ワールドクラスはプレゼンテーションや、ゲストにどう過ごしてもらうかのホスティングも評価の対象となります」と木場さん。

すると三浦さんが「技術だけじゃなく“魅せる”ことも大事、サーフィンの大会と一緒ですね」と返すなど、大会の裏話も盛り沢山でトークショーは進行した。

すべての人に、“行きやすいBAR”はある



最後にバーテンダーのおふたりから「BARは敷居が高い」という人へのアドバイスも。

「欧米ではTシャツ、エプロンでカクテルを作っているBARも多く、日本でも徐々にカジュアルなBARが登場してきているので、自分にとって行きやすいお店がきっと見つかると思います。

あとはぜひバーテンダーとの会話を楽しんでほしいですね。何を頼んだらいいかわからないという人は、甘いのが好きか、辛口がいいか。アルコールが強いか弱いか。

普段どんなお酒を飲んでいるかを伝えて、バーテンダーにお任せしてみるときっと楽しいですよ」(木場さん)。




「最近はノンアルコールカクテルが充実しているお店もあるので、お酒が弱い人も色々なカクテルを楽しめると思いますから、ぜひ足を運んでみてください」(緒方さん)。

続いては2015年大会で世界チャンピオンとなった奈良県の「LAMP BAR」の金子道人さんによる「カクテルキャンプ」がスタート。

なんとスタンレーのステンレスボトルをシェイカーに見立てて、アウトドアなどでもカジュアルに作れるカクテルをレクチャー。抽選で選ばれた2名の参加者とともにカクテルを作る。

「LAMP BAR」の金子道人さん。

「LAMP BAR」の金子道人さん。


「アウトドアだとみんなビールや缶チューハイを持って行きがちですよね。そんなとき、バッグの中にジンを1本持って行ってサクッとお酒を作れたら、格好いいし絶対盛り上がりますよね。

そんなときは、BARで飲むような緻密に作り込まれたカクテルである必要はありません。外飲みのときはラフに楽しめるような、抜け感のある味のほうがおいしい。

だからバーベキューのようにアドリブで作ってみてください」という金子さんが考案したアウトドアカクテルをご紹介。

ポアラー(注ぎ口)をつけたジンの「タンカレー ナンバーテン」を好みに合わせて3〜5秒、スタンレーに注ぐ。アウトドアでは、秒数で量を調整するぐらいがちょうどいいという。次にカットしたミニトマト、さらにディルやバジルなどお好みのハーブ、蜂蜜を少々と、絞ったレモンまたはライム、オリーブ1個など、そして少しだけ炭酸水を加えたら、蓋を閉めてゆっくりと振る。

ポアラー(注ぎ口)をつけたジンの「タンカレー ナンバーテン」を好みに合わせて3〜5秒、スタンレーに注ぐ。アウトドアでは、秒数で量を調整するぐらいがちょうどいいという。次にカットしたミニトマト、さらにディルやバジルなどお好みのハーブ、蜂蜜を少々と、絞ったレモンまたはライム、オリーブ1個など、そして少しだけ炭酸水を加えたら、蓋を閉めてゆっくりと振る。


「激しく振りたくなりますが、ここではゆっくり振るのが失敗しないポイントです」。



トマトとレモンの酸味と、ゆるめの炭酸、ハーブの清涼感が夏にぴったりのカクテルが完成。

「グラスやコップに移してもいいし、タンブラーのままでも冷たい状態が続くのでゆっくり楽しむことができていいですよね」。

いろいろとトライできるのがカクテルの面白さ。そんな自由さも魅力だとわかった時間だった。

最後はワールドクラス受賞カクテルがお披露目された。



緒方さんのカクテルは、ぶどうからできたウォッカ「シロック」をベースに、煎茶を使った食前酒。

小坂さんはラム酒「ロン サカパ」にオレンジシロップとコーンハニーウォーターをブレンド。

竹田さんはフリーダ・カーロの絵画「VIVA LA VIDA」からインスピレーションを得たスイカとトマトのカクテルを用意。

「京王プラザホテル スカイラウンジオーロラ」の小坂 駿さん。

「京王プラザホテル スカイラウンジオーロラ」の小坂 駿さん。


それぞれの個性あふれるカクテルの数々を堪能した参加者には、自宅でもカクテルを楽しんでほしいとお土産も用意。

オリジナルTシャツやスタンレーのタンブラー、ディアジオのスピリッツなど、充実の内容だった。



参加者の誰もが体験したことが無いような、自由でHAPPYなBARやカクテルの楽しみ方を提案した「HELLO!, FUN-BAR Happy Hours ∞」。

みなさんもぜひ、アフターパーティやワールドクラス2022に参加したバーテンダーさんの店へ赴いて、“自分らしい”自由なBARタイムを味わってみてほしい。
[問い合わせ]
ディアジオ ジャパン
0120-014-969

林田順子=文

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