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幅広い古着コレクションからその奥深さを知る



軍資金が潤沢ではなかったゆえに古着へと手を出したものの、逆にそれがブランドの幅や深さを知るきっかけに。

「新品でパタゴニアを買ったことはほとんどないかも……(笑)。昨年の秋冬も、スナップTのカメ柄を探していたんですけど、値段がエラいことになっていて、もう5、6万円もしますから。そんなときは古着屋の知り合いになんとかしてもらいますよね(笑)。

それって、きっと根本は’90年代にパタゴニアの新品を『Boon』で見かけてはいたけれど買うことができなかった、その反動からだと思います。そのイメージを強く残したまま大人になっているので、やはり当時のモノには目がいきますね」。

年に1、2着はパタゴニアの古着が増え続けている気がする、と三浦さん。ただ、ここ最近はちょっとした変化も。



「これまでも、実はマウンパやらライトシェルやら、新作のライトアウターには手を伸ばしてきました。ただ、ちょっと変わった系が多いですね。

それこそカヌーのカンガルーポケットがメッシュ地になったやつだったり、SSTのフライジャケットだったり、割とコレクション的な意味合いのほうが強かった。

ただ、やっぱり最近の新作は往年のデザインというか、パタゴニアらしいデザインがラインナップに復活してきた気がするんですよ」。


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