[た行]
男性ホルモンAGAにはテストステロンという男性ホルモンが関わっている。このテストステロンが5αリダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されると、このDHTが毛根を攻撃する。
さらにこの5αリダクターゼ酵素のうちⅡ型は前頭部や頭頂部に存在する。ここで作られたDHTは毛乳頭に作用し毛の成長期を短くしてしまう。ちなみに生活習慣が乱れると5αリダクターゼ酵素の働きが強まることがわかっている。
たんぱく質髪の毛はたんぱく質でできており、日々の食事で十分な量を摂取する必要がある。肉や大豆、魚などに豊富に含まれている。ただ、たんぱく質はビタミンやミネラルなどが作用することで初めて髪の栄養になるため、さまざまな食品をバランス良く食べることが重要。
腸内環境偏った食事や生活習慣によって腸内環境が乱れると腸の働きが弱くなり、必要な栄養が髪に届かなくなる。また栄養バランスの悪化はホルモンバランスにも影響し、薄毛の原因になりやすい。便秘や下痢になりやすい人は薄毛になるリスクも高くなるので要注意。
糖化白米やパン、麺類、菓子などに多く含まれる糖質を摂りすぎると、余った糖が体内のたんぱく質と結びつく。細胞の働きを鈍らせ、老化させる糖化という現象だ。当然、糖化によって髪の毛を作り出す毛母細胞の元気もなくなってしまうため、薄毛の進行につながってしまう。
頭頂部頭のうちで髪が最も薄くなりやすいのが頭頂部。この部分は髪や顔の組織の重さが常にかかり、かつ血流が豊富な筋肉が直下にないため毛細血管の細い血流しか届かない。そのため毛母細胞の働きが弱くなりやすい。
ドライヤー髪を濡れたままにしておくとニオイや雑菌繁殖のもとになりやすい。また頭皮にダメージを与えてしまい髪の成長を阻害してしまう。髪を洗ったあとはタオルドライで水分をしっかり取り、髪から15㎝ほどの距離を保ちつつ髪の根元から乾かすようにドライヤーをかけよう。
[な行]
内服薬AGA治療で使用される内服薬はおもにふたつ。血行と発毛を促進するミノキシジルとAGAの進行を止めるプロペシア(成分名フィナステリド)はその効果が認められている。ただプロペシアはEDや精子減少などの副作用もあることから、EDの治療中には注意が必要。
納豆腸内環境を整えることが薄毛を防ぐことにつながる。そのために積極的に摂りたいのが発酵食品。納豆や味噌、ヨーグルトなどが代表的だが、特に納豆には血流を促進し組織を若く保つイソフラボンが含まれており、おすすめの食品といえる。
夏バテ秋になると抜け毛が多くなる理由は夏バテ。夏場、屋外では頭皮が紫外線ダメージを受け、屋内では冷房で頭皮が乾燥したり自律神経の働きが低下したりする。そのため栄養がカラダの修復に使われ、毛髪の栄養が不足して秋にいっせいに抜け落ちる原因のひとつとなる。
伸びるスピード髪は一日で約0.3mm、1カ月で約1cm、1年で約15cm伸びる。一定期間を経ると髪は自然に抜け落ち、また新しい髪が生えてくる。
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