ボディサイズは全長4669×1965×1218mm。3385万円。
▶この記事の画像ギャラリーを見る 2020年に発表された、マセラティのピュアスポーツカー「MC20」。
そのオープンタイプの「MC20 チェロ」がつい先日、世界初公開された。
マセラティ新時代の幕開けとして発売されたクーペタイプの「MC20」は、高い性能もさることながらそのスマートな高いデザイン性がほかのスーパーカーとは一線を画し、高い評価を得た。
2020年登場した「MC20」。
そして今回発表された「MC20」の第二弾ともいえる「MC20 チェロ」もただのオープンカーではなく、面白い仕掛けが搭載されていた。
透明・不透明を瞬時に切り替えられる格納式ガラスルーフトップ
格納式ガラスルーフというだけでも珍しいのだが、さらにスゴイのはルーフがクローズしているときに、運転席中央のボタンを押すだけで、瞬時にガラスの透明・不透明が切り替えられるのだ。
高分子分散型液晶(PDLC)技術が使われており、つまりはスマートガラスになってるというワケ。
ルーフガラスが不透明な状態。
曇りガラス(不透明)なときはしっかりと断熱性が保たれ、暑さが厳しいときにも対応する。逆に酷暑でなければ、透明にすることで気持ちいい光が挿し込んでくる。
もちろん、ルーフトップを格納すれば、心地良い外界を全身で感じることができ、これまでにない多彩なドライビングプレジャーが味わえるのだ。
ルーフの開閉速度はクラストップレベルのわずか12秒という点も見逃せない。ドアは跳ね上げ式のバタフライドアを採用。
もちろん、スペック面でも最高の楽しさが味わえる。
エンジンはクーペモデルと同様のマセラティ100%自社生産の「ネットゥーノ V6」を搭載。
スーパーカーなのにV8ではなくV6か、と残念に思うかもしれないが、標準生産車のパワーユニットとしては初となる、F1由来の最新テクノロジーを採用しており、他社のV8と同等の動力性能を実現している。
重量もクーペタイプからわずか+65kgで、0→100km/h加速は2.9秒、最高速度は320km/hのパフォーマンスを発揮。
コックピットは無駄を削ぎ落とした、スポーツカーらしい作りに。
ちなみに車名の「チェロ」とはイタリア語で「空」の意味。
気持ちいい空の下、太陽の陽射しを浴びながら新しいドライビング体験へと導く。そんなコンセプトを表した車名なのだ。
荷物は積めなくとも、アクティブ派にはぴったりな車ではないだろうか。海と波の絶え間ないエネルギーから着想を得たという限定カラーの「アクアマリーナ」も何とも好み。
海のさまざまな色相を表現したMC20 チェロ限定の新色ボディーカラー。
デリバリー開始は来春とちょっと先だが、受け付けはスタートしているので気になる人はチェックしてみてほしい。
また、「MC20」は将来的には、電気モデル「MC20 フォルゴーレ」の設定も予定されている。
0→100km/h加速は2秒を切るとも噂されており、いったいどんな仕上がりになるのか今から楽しみだ。
今後も「MC20」の三部作から目が離せない!
[問い合わせ]マセラティ ジャパンwww.maserati.com/jp