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2022.05.29

ファッション

夏のカラーコーデをスナップで学ぶ。注目は“白”のワントーン、それで失敗しないたった1つのコツ



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オーシャンズではもはや“定番”と言って良いワントーンコーデ。その中でも、全身を白でまとめるオールホワイトコーデは特にスタイリッシュだ。

一見、手強そうに見えるが、あるコツさえ押さえれば攻略は超カンタン。たった1つのことを実践するだけで簡単に実践できるのだ。

そのコツとは、小物で挿し色を加えること!

河野 銀さん(27)

河野 銀さん(27歳)


オールホワイトのコーデは、なぜハードルが高いと思われがちなのか?

答えは簡単。「究極にシンプルな格好」だから。まっさらなキャンバスと化した姿は、ミニマルかつクリーンな装いとなる分、着る人の個性がそのまま表れるというわけだ。



こなれ感のある着こなしを狙うなら、挿し色でメリハリを意識するのがポイントとなる。カジュアルでもシックでも、上品で洗練された印象に仕上がるはずだ。



街角スナップで目立っていた河野さんの場合、鮮やかなグリーンのアイテムを取り入れることで、小物が服を、服が小物を互いに引き立て、メリハリを生み出すことに成功。

肩に掛けたカーディガンとミニバッグで挿し色を散らし、全方位スキなしの布陣を敷いている。

古久保雅也さん(30)

古久保雅也さん(30歳)


ここで言う“挿し色”とは、必ずしも鮮やかなカラーに限らない。

大きな白い紙の上に一滴の墨汁を垂らすと、途端にそれぞれの存在を意識し始めるように、オールホワイトコーデに黒い小物を取り入れることでも、メリハリをつくることはできる。



古久保さんは、メゾン マルジェラの「キーリング ネックレス」をチョイス。たったひとつの小物の存在で、平坦なオールホワイトコーデに奥行きが生まれているのがわかるだろう。

白は合わせるものを選ばない色なので、さまざまな挿し色をぜひ試してみてほしい。

田口達也さん(27)

田口達也さん(27歳)


実は、白と黒の二色で組まれるモノトーンコーデでも同じ考え方が適用できる。

たとえば田口さんの場合、黒のシューズを履いているため、正確にはオールホワイトコーデとは言えないが、“ほぼ全身ホワイト” の装いにブラックの挿し色を取り入れている。



肝心なのは、「白をそのまま放っておかない」こと。

それさえ意識できれば、ほかのどの色にもない、オールホワイトコーデの魅力を満喫できるようになるはずだ。

笹井タカマサ=写真 多田真文、中北健太=取材 倉持佑次=文

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