▶︎すべての画像を見る 子供の頃に憧れていた、あのヴィンテージカーが復刻する!
……といっても、タミヤのラジコンの話。
自動車の世界でも角張ったフォルムの’80年代モデルなどがリバイバル中だが、ラジコン界でも「サンダードラゴン」や「アバンテ」など懐かしいマシンが復刻され、ネオクラシック・ブームが到来している。
初代モデルと同様、ポリカーボネート製の組み立て式だが、今作は塗装済みだ。5月28日(土)発売予定。「1/10RC サンダーショット」1万8480円/タミヤ 054-283-0003
そんな流れもあってか、今回復刻されるのは、1987年に初代モデルが発売された4WDバギーの「サンダーショット」だ。
その名前を聞けば、小学生の頃、TV放送されていたタミヤのラジコン番組“RCカーグランプリ”の記憶が蘇る人も少なくないのでは?
モーター音を轟かせながら、スピンさせずにダイナミックに走らせる神業ラジコン捌き……今、思い出すだけでも胸が高なる。そんな期待を裏切らないクオリティで登場した今作。では、見ていこう。
シャーシは、最新タイプに大幅にアップデートされた。パワー伝達にシャフトを採用し、モーターを中央に配置するミッドシップマウント仕様に設計されている。
さらに、軽量かつ高強度のABS樹脂製バスタブフレーム内にRCメカが組み込まれているので、整備しやすくなっているのも高ポイントだ。
イエローのCVAオイルダンパーは、トリコロールボディのアクセントに。
コーナリング時のロールを抑えて、走行安定性を高めるスタビライザーを備えたフロント周りにもグッとくる。しなやかな走りを約束してくれたようなものだ。
ドロが付きにくいディッシュタイプのワンピースホイールを装着。
そして、4WDバギーの外せないポイントといえばトゲトゲのスパイクタイヤだが、ご覧の通り健在。中空ゴム製で高いグリップ力を発揮する。
期待を裏切らない完成度にアッパレだ。
大型リアウイングも別パーツで用意され、カスタマイズが可能。
そんなこだわりのディテールを、酒でも呑みながらじっくり眺めたり、部屋のインテリアとしてディスプレイするのもまた乙。
35年の時を経て現れた「サンダーショット」は、実際に走らせるだけに止まらない楽しさを、大人になった我々に与えてくれそうだ。
[問い合わせ]タミヤ054-283-0003