▶︎すべての画像を見る アウトドアサウナやサウナカーなど、昨今のサウナブームでいろいろなタイプのサウナが出てきたが、ついに「茶室サウナ」まで登場した。
そう、上の写真は茶室ではなく、東京・日本橋に佇む施設「オー(OOO)」のサウナ室だ。
最大3名まで利用できる「△(サンカク)の部屋」は、2名までの利用で9000円、3名利用で1万2000円(120分/貸し切り)。最大6名まで利用できる「□(シカク)の部屋」は3名までの利用で1万8000円(120分/貸し切り)。4名以上1名追加ごとに+3000円。写真は「△の部屋」。
「オー」にはふたつの貸し切り可能なスペースがあり、どちらも、畳が敷き詰められたサウナ室と、水風呂が設置された浴室、そして休憩スペースと、3つの空間で構成されている。
サウナ室は茶室、浴室を坪庭、休憩スペースを縁側と見立てデザインされているのだとか。
浴槽から天井面への反射を活かし、庭の池に映る水面の揺らぎを表現。
なるほど、和の雰囲気が詰まった空間で、いつもと違う“ととのい”の境地に達せそうな気もしてきた。
90〜100度のドライサウナ。
ところで、サウナと畳の組み合わせの何が最高かって? それは“ごろ寝”できることに尽きる。
通常のサウナでは、段々になったベンチに腰掛け汗を流す。横になったとしても木製ベンチでは固くて体が痛そうだが、こちらは柔らかな畳の上に寝っころがることができる。超気持ち良さそう!
体への影響においても、サウナ室では横たわるのがベストとされる。熱い空気は天井側に溜まるため、座った状態だと、足先が温まり切らないうちに頭がのぼせてしまうためだ。
そんなことからも、「サウナ&畳」は理に適った仕立てというワケ。
また、自分好みの温度とタイミングでできるセルフロウリュも可能だ。
で、こんな和の雰囲気を堪能したら、サウナ後はビール、ではなく茶で締めたい。
おすすめは、抗酸化作用のあるカルダモンをブレンドした爽やかな白茶(800円)。添えられた削り鰹節の塩分がサウナで汗を流した体に染み渡る。
どんどん進化していくサウナスタイルだが、“畳でゴロ寝”サウナは実に日本人らしい選択肢としてハマってしまいそうだ。
[問い合わせ]オーhttps://ooo-sauna.com