ヒント③ 色(トーン)を合わせる
森中 秀さん
シャツといえば、色とりどり。柄もさまざま。たっぷりある選択肢がまた、選びや着こなしで悩んでしまうポイントだ。
そんなときに押さえておきたいポイントが「色(トーン)を合わせる」こと。つまり、主役のシャツに対して、どこかに同じ色を取り入れればOK。直感で選んだシャツでも、それだけで全体がまとまって見えるのだ。
ベージュの難しい一枚を、森中さんはスニーカーと色を合わせて攻略。一番上の馬越さんも同様で、ストライプとデニムをマッチさせている。
その効果のほどは、2人のコーディネイトが証明となっている。
ヒント④ タックインする
岩間 陸さん(21歳)
シャツスタイルを大人っぽく見せるのに有効なのが、裾のタックイン。大きめのシャツがトレンドの今は、ヒント②「袖捲り」にも通じる、ダラシなさを回避するテクニックでもある。
岩間さんは淡いピンクのシャツを、同じ赤系統のブラウンのスラックスに合わせた。つまり、ヒント③「色(トーン)を合わせる」との合せ技で一本!というわけだ。
なお、こうした場合、あまりピタッとしたサイジングは避けた方が無難だ。
ヒント⑤ シャツの下には白Tを
星野さん
高温多湿な日本において、シャツの着こなしでよくある問題。それは、下に何を着ればいいのか?
カラッとしたヨーロッパやアメリカ西海岸なら素肌にシャツで問題ないが、夏日の日本で、じっとり汗をかいて“シャツがびちゃびちゃ”はいただけない。
その解決のカギを握るのが「白Tシャツ」。選ぶべきは、“ネックがある程度詰まったクルーネック”だ。星野さんが着用しているのはシャツアウターだが、襟元が開いていても白Tがあることでビシッと見えることの証左となっている。
ちなみに、リネンシャツなどで下に着るものが透ける場合は必ず無地で。場合によっては白いタンクトップにして、袖の透け感も注意すると上手くいく。