3歳の頃の直子さん。家族で多摩テックに遊びに行った時の1枚。
中学校ではバスケ部に体験入部する。しかし、入ったのはテニス部だった。
「テニス部は人気がなかったんですが、先輩から『うちは腹筋とかやらないからおいでよ』と勧誘されて。緊張感がある部活は嫌だったので『入ります』って」。
初バイトはデリバリーのピザ屋。その次に近所のサンクスでアルバイトをした。
「サンクスは長かったですね。おじちゃんとおばちゃんがのんびりとやってる店で、けっこう暇だったんですが、気合を入れるために毎回リポビタンDを飲んでから出勤していました」。
客として買っていた肉まんを売る側になった。
高校卒業後は「誰かを心身ともにキレイにしたい」という思いからトータルビューティ学科がある専門学校へ。子供の頃から肩が凝る体質で、マッサージを受けるのが好きだった。
「でも、いざ自分でやってみるとすぐに腱鞘炎になっちゃって。これを仕事にするのはキツいなと。じゃあ、販売なら大丈夫だろうと受けたのが『アロマブルーム』でした」。
浅草ROX店のバックヤードで仲良しの後輩と。
というわけで、直子さん。僕、最近、寝付きが悪いんですよ。アロマの力で何とかなりませんか?
「リラックス効果があるエッセンシャルオイルなんていかがでしょう。コットンに垂らして枕元に置くとよく眠れるかもしれません」。
なるほど、いろんな効能があるのか。
聞けば、オイルの香りは植物の花や茎、樹皮、果物などの天然素材から抽出するんだとか。
そのことも気持ちが安らぐ一因なのだろう。
左からユズ、ラベンダー、ユーカリ。
ちなみに、直子さんはどの香りが好きですか?
「私はあまり主張し過ぎない『ヒノキ』が好きです。中には変わった香りもありますよ。この『パチュリー』はオリエンタル調でいてボタニカルな香りが特徴です」。
原料となる「パチュリー」は東南アジアに生育するシソ科の植物。
さらに、古くは聖書にも登場し、現在も寺院や教会で使用される「フランキンセンス」というエッセンシャルオイルもあるそうだ。
これは肌のほか、枕、カーテン、空間などにも使用できるスプレータイプの商品。
さらに、いい香りがするうえに消臭効果がある「リードディフューザー」も人気だという。
香りの強弱は棒の本数で調整。
うーん、アロマの世界、奥が深そうだ。
専門学校時代にアロマテラピー検定1級を取得している。
『OCEANS』の読者に勧めたい商品も教えてもらった。まずは、頭皮用クレンジングジェルの「La CASTA」。
毛穴に詰まった汚れや皮脂がスッキリ落ちるとのこと。
さらに、アロマ専門店ながらスリッパも置いているんです。人気は「ふみっぱ」シリーズ。
「いわゆる健康ルームスリッパですが、これはまるで足つぼサロンで施術を受けているみたいな感覚なんです。試しに履いたまま店内を歩いて『足がスッキリするので買います』というお客さんもいました」。
会社で履いたらいいアイデアが浮かびそう。
3/3