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2022.07.10

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ハワイでよく見る「シャカ」。このジェスチャーの正しい意味とバリエーションを解説!



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当記事は「FLUX」の提供記事です。元記事は
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アロハを象徴するジェスチャー「シャカ」の意味が進化を遂げ、多様化し、ハングルースの域をはるかに超えていることをハワイの人々は知っている。

では、そもそもこのジェスチャーはどのように生まれたのだろうか。捕鯨船がクジラの尾びれを見つけたと知らせる合図だったのだろうか。

サーファーがビールの缶を傾ける仕草に由来するのか。1970年代、「シャカ・ブラー!」という合言葉とともにやたらとテレビに登場した、中古車販売業者のデビッド・「リッピー」・エスピンダさんがきっかけだったのだろうか。はたまた、オアフ島北東部の町ライエ出身の男性、ハマナカリリさんが生み出したのか。

彼は、1940年代に勤務先のカフク製糖工場で人差し指、中指、薬指を失う事故に見舞われたのち、ノースショアのサトウキビ列車に子どもたちを寄せ付けないようにする仕事に就き、ごく当たり前にシャカを使って海沿いに人気がないことを知らせていたという。

きっかけはともかく、今やお馴染みとなったシャカは、手首を振り動かすだけでさまざまな意味を伝えられる。ハワイの島々の普段の暮らしの中でよく見かけるシャカをいくつかご紹介しよう。



ベーシックシャカ:島のあちこちで見られ、ほかにもあるすべてのシャカの基準となっている。

このシャカには、「アロハ(こんにちは)」「マハロ(ありがとうございます)」、あるいは「よしよし、その調子」という意味があり、さらなる意味を持つ可能性も無限にある。もっと違う意味を表現しようと、手首を左右に回転させることもよくある。

「基本的なシャカ」としても知られているそう。いやはや、びっくり。準備はいいだろうか? では、始めよう!



マウイシャカ:マウイ島特有のシャカ。

ベーシックシャカの仕組みを受け継ぎつつ、こちらはもっとゆるっとしている。親指と小指のカーブの上向き加減が絶妙で、笑っているように見える。リラックス感の強い、のびやかな生き方を表現しているのだ。



ベビーシャカ:ソーシャルメディアの画像、とりわけ自撮り写真で急に注目を浴び、その名が広く知れ渡った、遊び心のあるシャカ。

かわいらしさが一気に増したことで「いいね!」が付いている。一般的なシャカと同じく均整美が取れているが、大きさは4分の3程度。本当にかわいらしいシャカだ。



両手遣いのダブルシャカ:ひとりの人が作れる最大のシャカがこちら。ベーシックシャカの2倍の大きさで、込められた意味も2倍、よって2倍の気持ちを受け取れるのだ。



カウアイシャカ:「ガーデンアイル」という名前でも知られるカウアイ島で生まれ育った人でなければほぼ気づかないだろうが、こちらのシャカは、どう見ても指を少し広げて横向きに手を振っているだけだ。

じっと目を凝らすと、空に向かって小指と親指が曲がって見えるのが唯一の特徴といえる。島内のかなり田舎の地域など、とびきりまったりとした地区で見られるようだ。



ビジネスシャカ:こちらのシャカは、普段着なのに堅苦しく見える、ハワイのビジネスマンが着ているアロハシャツに由来している。

その証拠に、骨にまで響きそうな強い握力でサインを作るので、指が軽く汗ばむこともあるという。ホノルルのビジネス街でよく見かけるこのシャカは、企業の記念撮影や議会の調印式でかねてから頻繁に使われている。



「KHON2」ニュースシャカ:このシャカは、持ちこたえられる限り、居心地が悪くなるほど延々と左右に手首を回し続けているならいずれも当てはまる。

単独あるいはグループ飛行に遭遇したら、KHON2ニュースのカメラマンがカタツムリのようなゆっくりペースで夜どおし撮影をする際にこのシャカで耐える。気まずい笑みを浮かべながら徐々に視線をさまよわせる中で、ハワイで人気の兄弟デュオ、ケオラ&カポノ・ビーマーが奏でる終わりのないウクレレのエンディングテーマが流れてくる、というものだ。



ブランドシャカ:昔から多種多様なシャカが表現されているが、拍子抜けするようなこちらの写真のシャカは、ハワイ発の老舗サーフブランド「ハングルース」のロゴから誕生したようだ。ミッキーマウスのアニメーションから地元の衣料品企業に至るまで、さまざまなマーケティングで利用されている。



オバマシャカ:アメリカ第44代大統領のバラク・オバマと、その親族によるバリエーション豊かなシャカ。



ツーリストシャカ:こちらは、使い捨てカメラのフラッシュの光が、ゆるく組んだ日焼けした指を照らす中で、「これで合ってる?」と確認しながら作るシャカだ。

そうすると、トロピカル・カクテルの女王といわれるマイタイを手に、盛大な宴で楽しく過ごした満足感が、故郷の友に余すところなく伝わるだろう。



ファシャカ:破壊力抜群のこのシャカを見ることがありませんように。これは、たとえば交通量の多い道路を渡ろうとしている人のそばを加速し、あえてバックミラーを見たら、その人が猛烈な勢いで、皮肉を込めたマハロのジェスチャーをしているのに気づいたとき、ブレのないはっきりとした、忘れようのないこのシャカが、あなたに一撃を食らわせる。かなりの赤っ恥だ!



ダ・ボーイズ・シャカ:浜辺のあおり運転防止集会でよく見かける、低い位置からすくい上げるやり方の、ゆるっとしたシャカのこと。ハイネケンをちびちび飲みながらこのシャカをやる、という者は、大きく膝を突いて顎を少し上に傾ける。
注意:ダ・ボーイズが恐怖を感じたら、このシャカはそのままアッパーカットパンチに変化する。

まだ物足りないだろうか?それならホノルル周辺で撮影したシャカの完全解説版動画をどうぞ。視聴はこちらから。
This article is provided by “FLUX”. Click here for the original article.

トラヴィス・ハンコック=文、ジョナス・マオン=写真
神原里枝=翻訳

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