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純正アクセで俄然ワイルドになるPHEV

ジープ バードケージ・コンセプト by JPP

ジープ バードケージ・コンセプト by JPP


PHEVであるラングラー4xeは、先述の通り既に本国では販売されており、今年中には欧州でも発売予定。

日本でも弟分のレネゲード4xeが販売されているから、いずれ日本にもやって来る!?

そんなラングラー4xeの純正アクセサリーにもジープは力を入れている。このコンセプトカーは、その純正カスタムチューンの可能性を見せつけた一台だ。



真にタフな冒険野郎はオープンエアを求める、とするジープはフロントガラスとワイパーを取り外した。もちろんホースからの水でザッと車内を洗えるよう、床はドレン(水抜き)付きの防水製だ。

フロントグリルにはスチールサポートバー&カスタムロックスライダースキッドプレートが一体化して備わり、厳つさマシマシ。スキッドプレートの先にはウインチも付いている。

カスタマイズメーカーのアイテムに頼らずとも、流行のオーバーランダーの上をいくような、ワイルド感のあるラングラーのPHEVが純正アクセサリーで出来上がる。


グラチェロPHEVの最高峰も、やっぱりタフ

ジープ グランドチェロキー トレイルホーク 4xeコンセプト

ジープ グランドチェロキー トレイルホーク 4xeコンセプト


ラングラーだけでなく、先日日本に登場したばかりのグランドチェロキーにもPHEVが用意された。「グランドチェロキー4Xe」がそれで、本国ではこの春から販売が開始される。

さらにこのコンセプトモデルでは、悪路走破性に長けた「トレイルホーク」も用意されることが示唆されている。



ベースのグランドチェロキー4Xe同様、2つのモーター+2Lターボエンジンを搭載し、モーターのみの最大航続距離は25マイル(約40km)。

加えてトレイルホークを名乗るモデルらしく、エアサスペンションが備わり、独自の制御技術で岩場や荒れた路面でのトラクションの向上が図られた。

電動化されても荒ぶる魂を満たしてくれる最高峰モデルだ。


ガソリン車だって、まだまだ進化し続ける!?

ジープ ボブ コンセプト

ジープ ボブ コンセプト


一方、エンジン車だって「まだまだやっちゃいますよ」ということなのか、格好いいコンセプトカーがいくつか発表された。

そのひとつが3Lディーゼルターボを搭載する「ジープ ボブ コンセプト」だ。



起伏の激しい悪路での走行を想定し、ピックアップのグラディエーターのお尻(荷台)を短くカット(bob)。さらにドアや前後席の間の柱が取っ払われ、ルーフにも大きな開口部が設けられた。その頭上の開口部は大きなキャンバストップで覆われている。

まるでテントにタイヤを付けて砂漠を走るような開放感が得られそうだ。

また「カイザー ジープ M725コンセプト」は、1967年製の軍事救急車をオマージュした、究極のオフロード支援マシンがコンセプト。

カイザー ジープ M725コンセプト

カイザー ジープ M725コンセプト


現代の軍事救急車は、軍用車に寄り添って走るんじゃなく、冒険野郎が駆るオフローダーの万が一に備えて伴走するということか。

けれどこのスタイル、伴走なんかじゃなく、メイン車として走りたくなるくらい格好いいぞ!
ということで、安心してください、これからもジープはやっぱりジープですよ。ワイルドでタフ、そのうえサステイナブルに、格好いいジープのままらしい。

籠島康弘=文

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