自転車より楽に走れて、原チャリより環境にも優しい電動アシスト自転車や、電動バイク。
毎日のように使うモノだから、やっぱり愛着の湧く一台が欲しい。ってことで今回は、ペットのように可愛がれて、しかもしっかり頼もしい電動二輪たちを紹介しよう。
1:日中伊合作のシンプルイズベストな電動スクーター
「GEV600」。16万9400円/ゴッチア(GOCCIA)(プロト www.benelliemobility.jp/goccia/gev600.html)
無駄をできるだけ削ぎ落としたようなシンプルデザインが格好いいし、それでいてチャーミング。そんな電動スクーター「GEV600」を製造したのは、中国のQJグループ傘下「ゴッチア(GOCCIA)」だ。
同社は同じグループのイタリアのバイクメーカー、ベネリの電動アシスト自転車を手掛けていて、このGEV600にも「design by Benelli」と添えられている。
さらにGEV600を日本へ輸入しているプロトが、日本の道路事情に合わせてモーターの制御などをジャパンクオリティに仕立て直したうえで、日本で販売。つまり日中伊合作というわけ。
パーツも豊富で、例えば上の写真は農作業用にカスタマイズされた一台。ベースがシンプルだからこそ、こんな風に自分らしさを出せるのもGEV600の魅力のひとつだ。
原付一種で、満充電での最大走行距離は70km。バッテリーは脱着式。見た目だけでなく使い勝手も評価されて2021年度グッドデザイン賞を受賞している。
2:ファットタイヤを履いた折りたたみ式ミニベロ
「ゼロ N2.0 FAT」。価格18万6780円/ベネリ(プロト www.benellibike.jp/e-bikes_zerofat.php)
小さいけれど頼り甲斐がありそうな見た目のこちらの1台は、イタリアのバイクメーカー、ベネリのミニベロ(タイヤが小径の自転車)電動アシストバイク「ゼロ N2.0 FAT」だ。
その名の通り、通常のゼロ N2.0に対してファットタイヤが採用されているのが特徴。だから凸凹の未舗装路だってへっちゃら。
折り畳んだときのサイズは全長860×全幅460×全高700mm、重量は19kg。これなら軽自動車にだって積んでいけるんじゃない?
ボディカラーは写真のカーキのほか、ベージュもある。
そもそも折り畳み式のミニベロで、電動アシスト付き、その上ファットタイヤって意外と少なかったかも。
7段変速ギアを備え、電動アシストは4段階用意されているから、キャンプでちょっと湖畔をサイクリングしたり、山道に入り込んでみたり。遊びの幅も広がりそうだ。
3:可愛いのにパワフルな電動バイク
MINO」。価格26万9800円(6/30まで)/トロモックス (ジーム www.xeam.jp/tromox/mino/)
小さくて可愛いがれるバイクは欲しいけど、走る楽しさもマスト条件。という人にオススメなのがトロモックスの「MINO」。中国ブランドだけど、ヨーロッパでの人気が高い原付一種の電動バイクだ。
イタリアで設計されたボディは前後重量配分がほぼ50:50とバランスが良く、しかもこんなに小さいのに0-100mの到達がわずか10秒とパワフルなモーターを搭載している。最高速度は45km/h、満充電での最大走行距離は90kmだ。
さらにオフロードモデルの「MINO-B」もラインナップ。こちらはMINOの最低地上高145mmを190mmに高めるなど、オンロードからダート走行まで対応したモデルだ。こちらは最高速度が55m/hになり、満充電での最大走行距離が60kmになる。
「MINO-B」。価格31万3310円(6/30まで)/トロモックス (ジーム https://www.xeam.jp/tromox/mino-b/)
どちらもバッテリーは脱着可能。液晶メーターを備え、走行モードはスポーツとエコの2種類から選んで走れる。
4:“あの”バイクに似ている、オーストリア製
「キューベルティーノ」。価格39万6000円/モートロン(モータリスト https://motron.jp/motorcycle/cubertino/)
「あれ? スーパー◯ブじゃん」と思わず呟いてしまったのが、オーストリアの新興ブランド、モートロンが放つ「キューベルティーノ」。
このフォルムって、どうやら時間や国境を超えても、いろんな人に愛されるデザインらしい。
ふたりで乗れる原付2種の電動バイクで、メーターはアナログ式。ヘッドライトは丸いけどLED、USBソケットも備えているなど、レトロなデザインのまま中身は2022年仕様。
満充電で最大56km走ることができるバッテリーは脱着式で、自宅のコンセントで直接充電することが可能だ。
あの日本が誇る名作バイクみたいなオーストリアの電動バイク、っていうギャップもまた可愛いんじゃない?