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③ ニットやスウェットはアーチ状のハンガーをチョイス

ニットやスウェットをハンガーに掛けていると、肩の部分が伸びてピョコっと出てしまうことがある。見た目も格好悪いし、何より生地も傷めてしまうので困ったものだ。

それを防ぐのに最適なのが、このハンガーである。



「ここ最近よく見かけるようになったアーチ状のハンガーですね。こちらはドイツのマワ社というハンガー専門の会社がつくっている、『マワハンガー』と呼ばれるハンガーです。僕も自宅で愛用しています。似たデザインが他のメーカーからも販売されているので、見覚えがある方も多いでしょう」。



「このハンガーの一番の魅力は、洋服を掛けたときに滑りにくいことです。アート状なので肩が出ることなく洋服本来のラインをしっかりとキープしてくれます」。

洋服の重さによる襟まわりの伸びや型崩れを防ぐことができるのだ。



「ニットやスウェットをハンガーに掛けておくときは、袖をクロスするように肩の部分に乗せておきましょう。重心が下にいかず、さらに伸びにくくなるので試してみてくださいね」。



「あまり伸びる心配がない素材の服を掛けるときには、シダーウッド製のハンガーを使ってみてはいかがでしょう」と永松さん。



「シューツリーなどにも使われている素材で、香りが非常に良いんです。防虫や抗菌効果もあるので、長期間の服の保管にはピッタリだと思います」。



ちなみに、ハンガーに掛けた服をクローゼットで保管する場合は、“掛けすぎ”にも注意が必要だ。風通しが悪くならないよう、適度に隙間を空けたほうがいい。

服をいい状態で保管するために、意外と大事なハンガー選び。冬服をしまい込むこのタイミングで、ハンガーも一新してはいかがだろう。

外山壮一=文

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