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2022.04.25

ファッション

プロに聞くハンガー選び。ニット、コート、ジャケット、衣類別に導く最適解


「オキニのメンテナンス塾」とは……

衣類の保管にはマストな“ハンガー”。家にあるヤツを適当に使っている人も多いだろうが、実は服にとってハンガー選びは、洗濯同様に大切だという。

「ハンガーの選び方を間違えると、服を傷める原因にもなります」と話すのは、クリーニングサービスを展開するバルコ ラボ代表の永松修平さん。

永松修平さん●全国約160店舗を運営するバルコ ランドリー プレイスの洗濯に関する研究開発を担うバルコ ラボの代表。 ランドリーマシンの開発や、高い技術のクリーニングサービスなど研究開発している。

永松修平さん●全国約160店舗を運営するバルコ ランドリー プレイスの洗濯に関する研究開発を担うバルコ ラボの代表。 ランドリーマシンの開発や、高い技術のクリーニングサービスなど研究開発している。


クリーニングの専門家がどんなハンガーを選び、どう使い分けているのか。衣類別に教えていただいた。

① コートやジャケットは、厚みのあるハンガーを



冬の間重宝した厚手のコートやジャケット。これらを次の出番まで保管するときに、最も気を付けるべきは型崩れである。

「型崩れを防ぐには、服の肩幅とサイズが合うハンガーを選ぶこと。そしてハンガーの“厚み”も重要になります」。

そう言いながら永松さんが取り出したのが、こちらのハンガー。



「これは実際に僕が自宅で使っているハンガーです。『ナカタハンガー』という日本のメーカーのもので、ご覧の通り肩の部分にかなり厚みがあります」。

冬物のコートやジャケットは、その重さが型崩れの要因になる。その点、厚みのあるハンガーは洋服の荷重を分散でき、型崩れが起きにくいのだという。

「クローゼットの中では少々嵩張りますが、大事なコートやジャケットを保管するには、こうした厚みのあるハンガーを使うのがおすすめです」。



ちなみに、コートやジャケットをハンガーにかける際には、ボタンをすべてとめておこう。着るときと同じ状態にしておくと、襟まわりが崩れにくいとか。




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