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コーヒーやワインのシミは、どう応急処置する?

今回はカレーのシミだったが、コーヒーやワインなども同じ手順で応急処置すればいいのだろうか?

「コーヒーや醤油は水溶性の汚れに分類されますが、成分には油分も含まれているのでカレーのシミと同じアプローチで応急処置が可能です。

ワインは水溶性の汚れでありながら、タンニンと呼ばれる色素が多く含まれているため、色素をしっかり落とす必要があります。水をつけてトントン……として、ある程度色が抜けたら、ぬるま湯で濯いで汚れを流してください」。



なるほど。手順さえ踏めば驚くほど簡単。でも、出先まで台所用洗剤を持ち歩くのは、ちょっと現実的じゃないなぁ……。

「台所用洗剤がない場合は、洗面所に置かれている石けんやハンドソープでも代用できます。中に含まれている界面活性剤の効果で、油汚れが落ち、水に溶けやすくなります。女性でしたら、クレンジングオイルなども使えますね」。

ちなみに、応急処置をしても思うように汚れが落ちなかったらどうすればいいのだろう?

「衣類の素材にもよりますが、例えばコットンのTシャツでしたら、市販の酸素系漂白剤を試してみてください。

酸素系漂白剤が最も漂白効果を発揮する40~50℃くらいのお湯に溶かして、30分ほど漬け置いてから洗濯をすると、より汚れが落ちるでしょう」。

「プロがシミ抜きする場合、ウールやシルクなどの動物繊維には酸性漂白、綿や麻などの天然素材にはアルカリ性漂白、という具合に繊維を傷めない最適なアプローチをします」(永松さん)。

「プロがシミ抜きする場合、ウールやシルクなどの動物繊維には酸性漂白、綿や麻などの天然素材にはアルカリ性漂白、という具合に繊維を傷めない最適なアプローチをします」(永松さん)。

大切な衣服に否応なくついてしまったシミ汚れ。この記事を参考に、突然のトラブルにも焦らず、スマートに対処しよう。

外山壮一=文

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