▶︎すべての画像を見る 最近何かと耳にする「代替肉」や「プラントベースドミート」という言葉。なんとなく知っているけど食べたことはない、という人も少なくないのでは?
「低カロリー・低脂質・高タンパク」なヘルシーフードとして、そしてさまざまな理由から肉を口にしない人の選択肢として、代替肉市場は急激に技術発展している。
で、池袋に日本初となる量り売りの代替肉屋があると聞き、さっそく行ってみた。
店の名は「ザ ベジタリアン ブッチャー」……要するに菜食主義の肉屋、ってことか。
地下1階にある店内の入り口付近では、LEDライトを使用して葉物野菜を水耕で無農薬栽培。併設されたカフェのメニューで実際に使われるらしい。
オランダ発の「ザ ベジタリアン ブッチャー」の店は、世界30カ国以上で展開され、海外ではドミノ・ピザやスターバックス、バーガーキングなどでもその“肉”が使われているという。
代替肉の先駆けとも言える存在なのだ。
ショーケースを覗くと、大豆タンパク質をメインに小麦タンパク質や海藻など植物由来の原料をブレンドして作られた“肉”が6種ほど並ぶ。
バーガーパティにソーセージ、チキンナゲット、ひき肉……。
どれにしようか悩んでいると、体格の良いスーツ姿の男性や子連れのママなどがスムーズに注文していく。どうやら常連のようだ。健康意識の高い人に好まれている、というのは本当らしい。
悩んだ結果、ひき肉風「マジックミンチ」(200g)と鶏のもも肉風「ワットザクラック」(100g)、バーガーパティ風「ホーリーカウバーガー」2枚、ソーセージ風「ビッグバンガース」2本、チキンナゲット風「リトルピッカーズ」5個と、ほぼ全種を購入。
どの“肉”も「2円/1g」の量り売りで購入するのだが、会計は1400円ちょい。え、こんなに買ったのに!? 本物の肉を買うのと差異なし。いやむしろ、リーズナブル !
包装はアルミホイルに包んで紙袋に入れるだけの簡易的なもの。肉のようにドリップが出ないからこれでイイのだ。
容器を持参すれば会計から100円引きという、サステイナブルな試みも行われていた。
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