特集「発掘! 春の最旬コスパ服」とは…… 良いものを、長く愛用する。そんなサステイナブルマインドはファッション界でも今や常識。その先駆者は、言わずとしれたパタゴニアだ。
なにせ、時代を問わず長く愛されるデザインに加え、アイテムのすべてが地球への配慮を忘れていない。そんな現代社会の合わせ鏡的ショップの春模様をどうぞ。
▶︎動画も見てね! 今回訪れたのは……
「パタゴニア サーフ東京」
都市と海のデュアルライフを送る大人たちの重要拠点。創設者の子息、フレッチャー・シュイナードがデザインするサーフボードに加え、最先端のウエットスーツやTシャツなど、サーフアパレルも豊富にラインナップ。修理等の窓口になるとともに店舗奥に構えるアウトレットコーナーも人気。
住所:東京都渋谷区神宮前3-18-24 ジム・アベニュー1F
電話:03-3408-1888
営業:12:00〜19:00(土日祝は11:00〜18:00)不定休
Instagram @patagonia_surftokyo
これぞパタゴニア。背中で語るメッセージTシャツ
ーーこんにちは〜。 マイキー いらっしゃいませ〜!
ーー夏に向けてTシャツを探していて。オススメの新作はありますか? マイキー もちろん! では、まずこちらからいきましょう。
マイキーさん●サーフィンを、海を愛する『パタゴニア・サーフ東京』きっての名物スタッフ。シンプルな暮らしとヘルシーな食生活を実践し、トレーニングにも積極的に取り組みながら自身の体と心に向き合う日々を過ごす。「P-6ミッション・オーガニック・Tシャツ」4620円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
マイキー ブルーもラインナップしています。
ーーどちらも鮮やかでキレイなカラーリング。 マイキー 裏はこんな感じですね。
ーー言わずと知れた王道デザインですね? マイキー はい(笑)。ただこちらは、これまでの王道ロゴTにちょっとしたアレンジを加えています。こちらをよ〜く見てください。
ーーおやっ、何か書いてありますね。 マイキー よく見ると、“私たちの故郷である地球を救う”というパタゴニアのミッションステートメントがさまざまな言語で書かれています。
ーーまさに背中で語れるTシャツですね。 マイキー 地球を救うためのビジネスを実践するパタゴニアと一緒に気候変動と闘おう!というメッセージで、日本でも環境に対するアクションは徐々に広まっていますが、世界レベルで取り組まなければいけない問題ですし、そんな想いもこのTシャツには込められています。
ーーう〜ん、素晴らしい。
マイキー 値段的も4000円台と控えめなのでオススメですね。パタゴニアのTシャツは、デザインをデザインで終わらせないところがポイント、ストーリーテリングのためのツールでもあります。
ーーほかにもあるんですか? マイキー 例えばこちらです。
「コースタル・コージズ・オーガニック・Tシャツ」4620円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
ーーこれまたキャッチーなデザイン。 マイキー “PROTECT YOUR PEAKS”。自分たちのピークス、つまりは最高に居心地のいい場所を守ろう、という意味が込められています。例えば、サーファーはそれぞれココ!っていうサーフポイントがありますよね。
ーー登山家なら行きつけの山とかですね。 マイキー まさに、そのような自然のある場所をそのまま後世に残していくことが大切で、実際にパタゴニアの活動によって守られているサーフポイントもあります。ほかに、こんなデザインもありますよ。
「ビッグ・オイル・イズ・エクスティンクト・レスポンシビリティー」4620円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
「ウィンド・ウィンズ・レスポンシビリティー」4620円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
マイキー デザインをしてくれた人たちも環境保護に対してアクションを起こしている人たちで、しかも、こちらはペットボトルをリサイクルした生地で作っています。
ーーネック部分に素材の説明が記されているんですね。 マイキー 4.8本のペットボトルと136グラムのコットンの端切れを原料とするリサイクル素材を100%使用したこのTシャツは、一般的なコットン製Tシャツに比べて水の使用量を96%、二酸化炭素の排出量を46%削減していることを伝えています。
ーー水に至ってはほとんどまるまる削減しているんだ、スゴい。 マイキー 一般的には一枚のTシャツを作るのに2000リットルほどの水を使うんですよ。男性が1日に2リットルの水を飲むとしたら1000日分。それを考えたら非常に多くの水を使っていることが分かりますよね。
ーーそうなると、この表示自体にワクワクするというか、本質的な価値を感じられますね。
マイキー そのうち、どのウェアでもそういった表記が定番化していくかもしれません。
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