LAのスケーターが立ち上げたスニーカーブランド「クレイ(CLAE)」が、ブレイクの兆しを見せている。
2020年に日本への本格上陸を果たし、昨年誕生20周年を迎えた注目株は、アノニマスなデザインと個性的なバックボーンを両立。
ツウ好みの大人がこぞって注目するその手腕を、さっそく拝見しよう。
アフタースケート用だから、ストレスフリーでどこにでも行ける
「マローン」2万2000円/クレイ(コンコード ショールーム 03-6804-3108)
ずばり、デザインのベースはスケートシューズだ。
デッキに乗りやすいフラットソール、クッション性の高いヒール素材、ライディング中に頼もしい丈夫な作りなど、ストレスを感じない機能を備えている。
ただし単なるスケシューではなく、クレイのそれはアフタースケート用。あくまで快適なアクティブシューズの体裁をとりながらも、ライド後の街遊びをバッチリ視野に入れた洒脱なルックスを手にしたのである。
例えば、クラシックなコートスニーカーに範をとったモデル「マローン」は、なめらかで上質な手触りのイタリアンレザーを贅沢に採用。
革靴の木型から着想を得ただけに、シルエットも優雅に仕上がっている。
ホワイトカラーが持つ清潔感も手伝って、軽めのセットアップに合わせるだけで上品な春のアーバンルックが完成。
スニーカーが主張しすぎないから、着こなしに悩まされる心配も無用。品行方正に見えて「実はこれスケシューなんですよ」的な余裕も、なんともニクい。
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