「May the AIR FORCE 1 be with you」とは…… エア フォース 1の奥深き世界に魅せられ、さまざまなモデルを買い集めていった結果、いまでは600足以上のエア フォース 1を所有するYUSUKE TAKEIさん。
当然、そのコレクションの中には何物にも変え難い、プライスレスな価値をもつものも存在する。そんな彼が、絶対に手放したくないと断言するモデルとは?
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YUSUKE TAKEI●25年に渡りエア フォース 1を集め続け、SNKRSでも紹介されたナイキ公認のコレクター。600足以上を誇るコレクションは現在も増え続けており、ありとあらゆるモデルを知り尽くしたエア フォース 1マスターといえる。
【1足目】エミネム シェイディー・レコード
![もともとは非売品だったモデルだが……。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39373/images/editor/6b899d0969f4c34d47ce9657ef29fcb6dd118704.jpeg?w=850)
もともとは非売品だったモデルだが……。
マイサイズにこだわり、基本的には履き下ろすスタイルを貫くTAKEIさん。しかし、いまだ履くことができないモデルがある。
そのうちのひとつが、ラッパーのエミネムが主宰するレーベル、シェイディー・レコードが2004年にプロモーションでつくったスペシャルモデルだ。
![黒と白を基調としたデザイン。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39373/images/editor/8ed1c8728529e83de0d57b67b2f74c25f8feedd1.jpeg?w=850)
黒と白を基調としたデザイン。
サイドにはエミネムの“逆E”のロゴが入り、シュータンとヒール、インソールにはシェイディー・レコードのロゴがデザインされる。
D12や50セント、オービー・トライスなど、エミネムファミリーのためにつくられたモデルは、いわゆるフレンズ&ファミリー限定という非売品だ。
![ヒールカウンターには“Shady RECORDS”の刺繍が。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39373/images/editor/3e79ab34c7385a0d9f8cff89ed7d2b5e1376ac31.jpg?w=850)
ヒールカウンターには“Shady RECORDS”の刺繍が。
「これはパスオーバーで購入しました。11万円くらいだったと思いますが、僕自身、エミネムが好きだったのと、非売品が買えるチャンスがあるとは思っていなかったので即決でした。関係者のだれかが手放しちゃったものを、たまたま手に入れられた感じですね」。
ただでさえ争奪戦の多いコレクターの世界では、時として“引きの強さ”も必要になる。TAKEIさんは、そのあたりの嗅覚も別格のようだ。
![「当時はこのカラーブロックが本当に衝撃的でした」](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39373/images/editor/212455134de03aa2646420410ca8ede6ea6d9d5b.jpeg?w=850)
「当時はこのカラーブロックが本当に衝撃的でした」。
「最初に見たとき、色合いに惹かれました。ミッドソールが白でアウトソールに色が付いているというものがエア フォースでは定番なんですけど、それが逆になっているのもいい。
いまだと『NIKE BY YOU』のカスタムでカラーを自由に選べますが、まだカラーバリエーションが乏しかった頃なので、このカラーブロックは当時としてはかなり新鮮でした」。
奇跡的にマイサイズを入手したものの、履くタイミングを逸し、気付けばプレミア価格になってしまった同モデル。
市場価格にして100万円程度を推移するが、「その10倍積まれても自分のところに持っておきたい」と語る姿は、まさにコレクターの鏡といえるだろう。
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