アラフォー世代のファッションヒーロー
塚本 ヨッシーは、隆ちゃんにどんな基準でプレゼントしてたの?
岡田 ん〜、純粋に「隆ちゃんが好きそうだな」って思うものかな。昔はよく一緒にいたから、ファッションの好みはなんとなく分かってたし。
佐藤 そうですね。完全に分かってもらってた(笑)。あとスニーカー以外でもらったモノだと、ツギハギのパンツ! あれも本当に好きで、よくはいてたなぁ。
岡田 あったあった!(笑) ツギハギをプリントしたパンツね。
佐藤 あれは確かそもそも義徳くんがはいていて、僕が「カッコいいなぁ!」って言ったら、新しく用意してプレゼントしてくれたんですよね。
塚本 ってゆーかヨッシー、なんかマジックでパンツに書いてたよね?
佐藤 書いてた、書いてた!
岡田 当時、カート・コバーンが好きで、カートみたいに手書きでジーンズにメッセージを書いて真似してた(笑)。
佐藤 そういうとこ面白いんだよ、義徳くんは。僕もカートは好きだし、手書きもカッコいいなって思うけど、自分じゃなかなかできない。
塚本 確かに。なかなか自分でやるっていう発想にはならないかも。
佐藤 でも義徳くんは行動力があるからやるんだよね。その自作パンツを見て、また「うわ〜、カッケ〜〜!」ってなって(笑)。
岡田 ソールの色が気に入らないと自分でマジックで塗っちゃう(笑)。
佐藤 その大胆さというか、パンキッシュなところがカッコいいんだよな〜。芸能界にもなかなかいないですよ、こういうタイプの方は。オシャレな人はいっぱいいますけど。
岡田 僕も誰かの真似をしてたんだよ。ムラジュン(村上淳)くんみたいな絶対的なファッションヒーローがいたから。洋服をちゃんと自分のものとして扱う感じに憧れて。
佐藤 確かに、僕らの上の世代はそういうアイコン的な存在が多かったかも。「カッケーな〜、あの先輩」っていう。見た目もそうだけど、醸し出す雰囲気とか、仲間との繋がりも含めてね。
塚本 同性に好かれる人だよね。男が憧れるっていうか。
岡田 そうだね。今はそういうファッションヒーローみたいな存在は少ないかもな〜。
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