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2022.03.27

ファッション

56gの最軽量シェルも捕獲! モンベルで見つけた、春に役立つハイスペ服5選



特集「油断大敵、あれば快適。春のハイスペ服」とは……

ハイクオリティ、かつハイコスパを誇る日本アウトドアメーカーの雄、モンベル。春を快適に過ごしたいのであれば、このブランドを素通りするわけにはいかない。

アップデートしたゴアテックスジャケット

「レイントレッカージャケット」1万5950円/モンベル 06-6536-5740

「レイントレッカージャケット」1万5950円/モンベル 06-6536-5740


昨冬のモデルチェンジによって大きなアップデートを遂げたレイントレッカージャケット。

ゴアテックスインフィニアムを採用した今作は、ゴアテックス特有の高い防風・耐水能力や透湿性能など機能的に優れるだけでなく、モンベル独自の技術が至るところに詰まっていた。
 


「身頃と袖部分を一枚の生地で構成する独自のカットパターン『K-MONOカット』で極限までシルエット的な無駄を削ぎ落とし、縫製部分は縫い目が露出しない『スマートソーイング』加工を施して、強度と防水性も確保しました」(モンベルのプレス担当、長井洋高さん。以下同)。



シンプルなデザインは汎用性も抜群で、しかもこれだけのスペックを備えながら重さはわずか188g。

まさにモンベルレインウェアの総称「オールウェザークロージング」の名に相応しいハイテクウェアである。


重量56g!? 最軽量のシェルは春に必携!

「EXライトウインドパーカ」1万120円/モンベル 06-6536-5740

「EXライトウインドパーカ」1万120円/モンベル 06-6536-5740


こちらは重量56gと、驚異的な軽さを誇るウインドシェル。



「脇部分にはベンチレーション用のスリットを設けて通気性を確保していたり、背部にはリフレクターを施して夜間の視認性を高めたりと、細部にも工夫をしています。

片手に収まるサイズにまで折り畳めるので、バッグに忍ばせておくといいかもしれませんね」。
 

メイン素材は、高強度のナイロン糸を格子状に織り上げたバリスティック エアライト®ナイロン・リップストップを採用し、7デニールの薄さながら高い強度と耐久性、高い防風性を兼ね備えている。


春こそ下着が肝心!「スーパーメリノウール」&「ジオライン」

「スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ」各6050円/モンベル 06-6536-5740

左●「スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ」6050円、右●「ジオライン EXP. ラウンドネックシャツ」6076円/ともにモンベル 06-6536-5740


高い吸湿発熱作用と素早く汗を吸い取る吸水性に優れたスーパーメリノウール。モンベルは、長めのウール繊維を使用することでチクチクした不快感を排除。乾燥肌や敏感肌にも優しい仕様となっている。
 

「アウトドアフィールドで使用するアンダーウェアは、単純な暖かさ以上に、汗冷えを防ぎ体温を下げさせない、速乾性と保温性が重要なんです」。

寒暖差が激しい春は、常に一定の温かさを確保しながらも、かいた汗を冷やさないことが重要だ。スーパーメリノウールを使ったモンベルのアンダーウェアは、まさにこれからの時季にこそ重宝する縁の下の力持ちである。

一方のジオラインはどうか。
 
 
「モンベルのアンダーウェアにおいて、スーパーメリノウールと双璧をなすのが独自開発の化学繊維『ジオライン』です。吸湿発熱による暖かさが魅力のメリノウールに対し、ジオラインは遠赤外線効果による自然な保温性と、高い速乾性によるサラッとした着心地が大きな特徴ですね」。

繊維表面には親水加工が施されており、汗などの水分を素早く吸収・拡散・乾燥させることが可能。メリノウールより発汗量や運動量の多いアクティビティ場面でも快適な着心地を実現してくれるだろう。


野性的で都会的なテーパードパンツ

「クリフパンツ ライト」7150円/モンベル 06-6536-5740 

「クリフパンツ ライト」7150円/モンベル 06-6536-5740 


「こちらは山歩きでの使用を目的に作られたトレッキングパンツです。速乾性・撥水性・耐久性などあらゆる面で優秀なアイテムですが、動きやすさの面でも秀でています。

デザインもシンプルなので、街での使い勝手もいいと思いますよ」。



縦横2方向のストレッチ性と耐摩擦性に優れ、体型に合わせて股下サイズを3種類から選択できる。膝から裾にかけてテーパードシルエットとなっており、バリバリのアウトドア仕様でありながらその雰囲気は都会的だ。

常に我々に寄り添ってくれる日本生まれの老舗、モンベル。日本の春を快適に過ごすなら、こんなに頼れるメーカーはない。

佐藤ゆたか=写真 原嶋鉄人=取材・文

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