[Auction]
稀少なオリジナルが歴代最高落札価格を更新
ヴィンテージモデルへの評価も高まり、最近のオークションでは約3億8700万円という「スピードマスター」の歴代最高価格で落札された。
1957年からわずか2年間製作された初代モデルで、太陽光を受けてブラウンに経年変化したダイヤルも美しい。
[Episode]
運命の14秒を刻み、ムーンウォッチの称号へ
「スピードマスター」は1965年にNASAに正式認定され、’69年に人類初の月面着陸をサポートした。その真価が発揮されたのは翌年のアポロ13号でのエピソードだ。
機体トラブルにより地球への帰還にはエンジン燃焼時間を正確に計測しなければならなかった。この生死をかけた運命の14秒を刻み、名実ともにムーンウォッチの称号を得たのだ。
[Origin]
記念すべき初代はまさにスピードを制した
1957年、オメガがプロユースを目的に開発した3部作のひとつが「スピードマスター」だ。クロノグラフに世界初のベゼルタキメーターを備え、モータースポーツに用いられた。
存在感のあるブロードアロー針やフラットなラグなどが特徴。
[TV Show]
日本を代表するウルトラヒーローにも登場
宇宙飛行士が愛用した「スピードマスター」は、まさに時代の最先端の象徴だった。その未来的なイメージから「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」のワンシーンにも登場し、子供たちの憧憬の的に。
2018年には多くのファンの声に応えてトリビュートモデルが登場したほどだ。