OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. ライフ
  3. 「足道楽 川口駅前店」の看板娘が、売り上げでダントツナンバーワンだった

2022.03.03

ライフ

「足道楽 川口駅前店」の看板娘が、売り上げでダントツナンバーワンだった

「弊社の看板娘」とは……


住宅ローン大手のアルヒ株式会社が、毎年「本当に住みやすい街大賞」を発表している。

2022年版の1位は神奈川県の辻堂。そして、2位が今回訪れた埼玉県の川口だ。

古くから鋳物の街として知られる。

古くから鋳物の街として知られる。


駅を出て向かったのは「足道楽 川口駅前店」。オーダーインソール(中敷)の専門店だ。
advertisement

足の悩みを全面的に解決してくれるらしい。

足の悩みを全面的に解決してくれるらしい。

店内を覗くと。

看板娘の姿。

看板娘の姿。


お仕事中にすみません。さっそく、ご登場いただきましょう。


看板娘、登場

「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。


こちらは、店長の嶋田恵子さん。川口生まれ、川口育ち、川口在住という正真正銘の川口っ娘だ。

まずは、商品のインソールを見せてもらった。

3層構造の「ビュートラルインソール」は特許も取得。

3層構造の「ビュートラルインソール」は特許も取得。


「2万4980円と一般的なインソールより高額ですが、今いちばん売れています。直近1年間の販売数は1万足を超えました」。

中面の特殊コルクを足裏の形に合わせて成形し、上面の特殊素材と下面の樹脂素材で挟むという仕組みだという。

 コルクは180度のオーブンで熱して変形させる。

コルクは180度のオーブンで熱して変形させる。

成形する前の素材がずらりと並んでいた。

成形する前の素材がずらりと並んでいた。


「足裏全体の形状にジャストフィットさせ、同時に踵を包み込むようにホールドします。足首を固定するので、正しい姿勢で立ったり歩いたりできるんです」。

足を地面から浮かせた無加重の状態で最終成形するのがポイント。

足を地面から浮かせた無加重の状態で最終成形するのがポイント。


実際にオーダーしたお客さんからは「歩き疲れなくなった」「膝痛、腰痛が解消した」などの声が寄せられるそうだ。

「足のお悩みは、やっぱり外反母趾がいちばん多いですね。あとは、足底筋膜炎や顎関節症の方もいらっしゃいます。体の土台である足が歪むと顎の骨を含む骨格も歪むんです」。

ゴルフ、庭仕事、ウォーキングなど、用途に合わせて2足目、3足目を作るに来る人もいるという。
2/3
さらに、パンプス自体もオーダーメイドできる。

さらに、パンプス自体もオーダーメイドできる。


男性にはミズノと共同開発したオーダーメイドシューズがお勧め。左右違うサイズで注文できる。

これにオーダーインソールを入れるのが定番。

これにオーダーインソールを入れるのが定番。


足回りなら何でもござれということで、ソックスも開発した。クラウドファンディングの「Makuake」で先行販売したところ、早くも700足ほど売れたそうだ。

ソックスで骨格を整えるという画期的な商品。

ソックスで骨格を整えるという画期的な商品。


というわけで、今回の推薦人は足道楽を運営するビーズラボ株式会社の広報部長、内村竹志さん。推薦理由を教えてください。

「うちは首都圏メインで約20店舗を展開していますが、嶋田店長の個人成績ががダントツでナンバーワンなんです。一人ひとりのお客様の話を丁寧に聞いて最善の解決策を提案するので、ファンがどんどん増えるんでしょうね」。
advertisement

「自身もお子さんがいるので、ママさんたちからも絶大の信頼を置かれています」。

「自身もお子さんがいるので、ママさんたちからも絶大の信頼を置かれています」。


そういうことなので、恵子さんはほぼ毎月、本社から表彰される。その表彰状は会長自ら、本社の町田から渡しに来るそうだ。

そろそろ飾るスペースがなくなるほどの勢い。

そろそろ飾るスペースがなくなるほどの勢い。


恵子さんは文学少女で、運動がまるで苦手。小学校のマラソン大会では1kmほど走ると貧血になり、保健室に運ばれるような子供だったという。

 「だから、体力を付けようと思って中学では柔道部に入ったんです。3年生の時に埼玉県でベスト8になるぐらい真剣に打ち込みましたね」。

スポーツ推薦で進学した高校でも柔道を続けたが、首を痛めて退部。さらに、腰を含めた体の歪みが徐々に噴出してくる。

ここからが波乱万丈の半生。
3/3

次の記事を読み込んでいます。