「Camp Gear Note」とは…… 寒さは続くものの、日射しが春めいてきた今日この頃。冬眠していたキャンパーの皆さんも、そろそろ温かい布団から抜け出してキャンプ道具のケアを始めたい時期ではないだろうか。
まだキャンプには出かけずとも、出しておくと何かと便利なのがアウトドア用チェア。在宅ワーク時の気分転換など、日常使いにも役立つ。
ってことで、最近はどんなアウトドアチェアが売れ筋なのかを探ってみよう。
「オンウェー」の傑作はキャンプ椅子の大定番
[左]「コンフォートチェア2」1万9580円、[右]「スリムチェア」1万2100円 /ともにオンウェー www.onway.jp
まず紹介したいのは、オンウェーの「コンフォートチェア2」と「スリムチェア」。“オンウェーの”というよりも、もはやキャンプチェアの大定番モデルと言っても過言ではないだろう。
2003年の発売以来、部材や構造の細かな見直しを重ね、現在もさらなる快適性への追及を続けるマストバイな一脚だ。
座面の微妙な角度が絶妙な座り心地を生む。収納時はご覧の通りのスリム具合。
「前後に開閉するタイプ」の折り畳みチェアは座り心地の良さが長所であり、「中央に収束するタイプ」は収納性の高さに秀でている。その点、オンウェーが独自開発した「多方向開閉タイプ」のチェアは、相反するこの2つの要素を併せ持っている優れもの。
背もたれや肘掛の微妙な角度、座面の高さは人間工学に基づいて設計されている。座る人の体格や体重を選ばないため、誰でも快適に座ることができる。まさに名作。
シンプルの正義「キャプテンスタッグ」
「アルミ背付ベンチ(ヴィンテージグリーン)」1万2100円/キャプテンスタッグ www.captainstag.net/
近年、凝った座面構造やフレーム構造のチェアが増えているが、こちらは開閉するだけで使用可能な超シンプル構造を採用したモデル。
このチェアが売れ続けているということは、なんだかんだでシンプルで使いやすいものに落ち着くキャンパーがいかに多いかの証明だ。
畳めば薄くなり、いちばん最後に車に積んでも隙間にすっと入ってくれるので、車の積み下ろし時に荷物を逃しておくスペースとしても便利。
写真の渋いカラーのほかにも、ラインナップにはさまざまな色味や柄が揃うので、好みの1台を探してみよう。
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