JAEGER-LECOULTRE
ジャガー・ルクルト/マスター・ウルトラスリム・ムーン エナメル
2つのクラフツマンシップが織りなす月光の美
伝統的なギョーシェ彫りとエナメル技法という2種類のクラフツマンシップを組み合わせ、レリーフ効果とともに、豊かな光彩を演出する。工程は、まず文字盤プレートに中心から周縁に向けて手作業で180本の線を彫り、これを3回繰り返すことで稜線を放射状に描く。その上にグラン・フー エナメル装飾を施すことで、光沢ある深いブルー文字盤が完成するのだ。
CENTURY
センチュリー/プライムタイム スケルトン
シャープなベゼルカッティングは見事な職人技
1966年創業のセンチュリーは、ジュエリーウォッチの美しさとタフネスを併せ持つ稀有なブランド。同社独自開発のサファイアケースを用い、これを伝統的なカッティング技法により、12面のシャープなファセットデザインに加工。それと透明感を一体化するスケルトン文字盤からはムーブメントが覗き、いくつものパーツが噛み合う様子が伺える。サテン風のラバーストラップがスポーティ感を演出。
G-SHOCK
Gショック/MR-G MRG-G2000GA-1AJR
切れ味鋭い日本刀をモチーフに刀匠が仕上げを施す
日本が世界に誇るGショックのハイエンドシリーズ「MR-G」に、日本刀を象徴する、なかごのやすり目、刀文のにえ、切っ先といったモチーフを取り入れ、著名な刀匠「月山“GASSAN”」が仕上げを施した。やすり目とは、刀の柄が刀身から抜け落ちないように滑り止めとしてつける独自の筋目であり、流派や刀匠一人ひとりによって意匠は異なる。これをブレスに採用した。
鍛刀一筋の刀匠の精神を時計に吹き込む!やすり目をイメージし、仕上げを担当したのは、約800年続く刀剣界の名門「月山“GASSAN”」の若き後継者、月山貞伸氏。ブレスレットのふたコマには、一門の座右の銘である「鍛刀一筋」を意味する「鍛」の銘切を刻んでいる。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール、K18=18金、WG=ホワイトゴールド
柴田 充、髙村将司、渋谷康人、水藤大輔、中村英俊=文